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5万円の図書館視察に人が殺到する理由。値付けを間違うと事業も失敗する。

先日、焼津で取り組んできた「わたしの商店街クエスト」の最終プレゼンテーションがありました。

このプロジェクトは、商店街を中心に9月に5泊6日のフィールドワークを行い、3万円を稼ぎ出すプランを立案し、半年かけて取り組む大学生対象のローカルプログラムです。

初年度は11名の学生が参加して、10チームに分かれプロジェクトを進めきました。もちろんうまくいくものもああれば、まったく進んでいないものもありましたが、誰にとっても自分自身を見つめ直す時間になったんじゃないかとプレゼンを聞いて感じたところです。

値付けを間違うと事業が失敗する。

と、本筋と外れる話ですが、コメンテーターのおひとりが、「値付けが大事!」と言われていて、ほんとそれ!と思ったので、今日はそれについてお伝えしていきたいと思います。

良い商品やサービスをつくって、めちゃくちゃ売れているのに、なぜか手元にお金が残らないって話はあるあるです。見た目上は繁盛店なのに、会計は火の車で全然儲かっていないお店ってのもよくあります。

例えば、デカ盛り店なんて、こんなに安いのにこのボリューム!?といった感じで報道されることもありますが、ほとんどの場合、年金暮らしのご高齢夫婦が営んでいたり、別で稼ぎがあったりと、経営全体を見渡さないとお金の動きが見えません。

こんなことはいうまでもありませんが、客数 × 客単価 = 売上となるので、お客さんが少なくても客単価が高ければ売上が上がるし、客単価が安いと客数を呼び込まないと売上は上がりません。(これとは別に支出を減らすって話もありますが、今回は触れません)


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