誰にも正解がわからない。だから、それぞれやってみるしかない。
今日は、僕の静岡新聞のコラムを読んで話を聞いてみたいと、静岡の高校生が「さんかく」までやって来てくれました。
高校生に限らず、インタビューやヒアリングなどは事前にこちらの情報を調べて来ていただくようにお願いしています。ネットで調べて出てくることを説明しても時間が勿体無いので、ネットにないことを話しましょうっていうスタンスです。
今日の高校生は、自分の静岡での活動だけでなく、石川県での仕事も調べてきてくれていて、質問もかなり鋭い。こういうの嬉しいし、逆にこっちが刺激を受ける時間にもなりました。
彼らはAO入試でまちづくり系の大学に進学するために、それぞれがつくってきた仮説を僕にぶつけてくれたのですが、これが本当に素晴らしくて、ロジックもきちんと通ってるし、きちんと勉強して来てるし、あとは実行してほしい!と強く思いました。
もちろん焼津駅前通り商店街のまち歩きも一緒にして、最近のリノベーションまちづくりを見てもらったりも。
来てくれたひとりの高校生から「私は共生社会を実現したいと考えていて、多様性が認められるまちをつくりたいんですけど、そのためにどうしたら良いと思いますか?」と聞かれました。
そうか、高校生の口から「共生社会」という言葉が出てくる時代になったかと思い、なんだか感動しちゃいました。
それもどっかで見聞きして「使ってみた」って感じではなく、話を聞くほどに彼女なりの共生社会のイメージがありありと見えてきて、自分もそんな社会にしたいよ!って心から思いました。
ちなみに、図書館で話をしていたので、最初は「お、黒川紀章でも読むかい?」って言おうと思ったのはここだけの話w
で、僕はなんと答えたかというと、「いやぁ、わかんないなぁ」です。笑
ぶっちゃけ、どうやって共生社会を実現すれば良いかなんて問い、壮大すぎてわからんし、むしろわかる人がいるなら教えてほしいよと思ったわけです。
まあでも「こうしたら共生社会って実現するんじゃないかな」っていう仮説を持って、とりあえずやってみることはできるんじゃないかと考えています。
つまりいまの時代は、なにが正解かなんて誰にもわからないわけです。大人たちが「こうすれば正解だ」と言っていても、そんな常識は通用しないのがいまの社会です。
むしろ、そうした昔の常識が刷り込まれていない子ども・若者から学ぶことの方が多いだろうし、一緒に議論していかないと大人が取り残されてしまうかもしれません。
大人が正解を持っているなんてもう思わなくて良い。むしろ正解は誰にもわからないから、それぞれがそれぞれの仮説で社会実験をして、その結果を分かち合うのが大事だと思うのです。
仮説は誰でにも立てられます。だからもっと大事なのは実際にやること。
言うのは簡単なので、ぼくも私設図書館という社会実験はじめたわけです!
ってなことで、やる人だけが集まるオンラインコミュニティも稼働中です。最後は宣伝w
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