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みにとしょ@草薙総合運動場が大成功している理由。

今年の3月に「みにとしょ@草薙総合運動場」がオープンとなりました。草薙総合運動場の空き売店を活用したちいさな無人図書館です。

草薙総合運動場は、静岡県の指定管理施設です。ただ、ここで売店を運営しようと思うとなかなかに難しい状況があります。もちろん、なにか大会やイベントがあれば人が溢れる場所ですが、毎日売れるかというとそういうわけではありません。

そんな中で空いてしまっていた売店を図書館に生まれ変えさせて、市民の賑わいのスペース、パブリックスペースに変えていこうというのが今回の取り組みです。

この施設は、東京ドーム・東急コミュニティー・静鉄共同事業体の3社の共同事業体によって運営されているもので、「みんなの図書館さんかく」を運営しているのを知ってくれてプロデュースのご依頼を受けたのでした。

開館2週間で170名近くが利用。

「みにとしょ@草薙総合運動場」は、3月末に開館したばかりですが、たったの2週間程度で170名近くが利用してくれています。基本はひとり1冊しか借りられないルールにしているので、これは驚異的な数です。

近隣が住宅街ということもあって、地域住民の利用が一番多いそうです。それも子連れの来館が最も多いらしく、絵本や児童書がよく借りられています。


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