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なんでペットショップではなく、ブリーダーから犬を飼えと言われるの?

【質問】


なんでペットショップではなく、ブリーダーから犬を買えと言われるのでしょうか?
ペットショップもブリーダーから犬を購入して販売しているので、悪いのは悪質ブリーダーでペットショップではないと思います。


【回答】



ブリーダーから買った方が、性格の良い犬を手に入れられる可能性が高いからです。

では性格の良い犬とは何かというと、性格が過度に攻撃的、もしくは臆病ではないことです。

温和で落ち着いた性格の犬が、家庭犬としてはベストです。

小型犬であれば10年以上、付き合うことになるので先ず優先すべきは性格です。


○ペットショップの何が悪いのか



例えばあなたがプロの料理人で、パスタに適したトマトを探しているとします。

その場合、スーパーに行くよりも生産者の元に直接買いにいく方が、適したトマトを手に入れられる可能性は高まります。


なぜなら

生産者はトマトのことを熟知しているからです。

そしてもう一つ大きな利点は生産の現場を知れることです。

栽培環境、農薬の散布回数、生産者のこだわりも直接見ることが出来ます。



ではこれを犬に置き換えてみましょう。


子犬の生育環境、エサの種類、ブリーダーの人柄などなど。

取り扱う犬の性格もブリーダーは熟知している点も見逃せません。



また特に子犬を選ぶのには、母犬の性格を見ることが重要です。

母犬は子犬と過ごす時間が長く、性格も子犬に影響されやすいとされています。

これが幼くして母犬や兄弟犬と離されてしまうと、性格形成に影響が出てしまうので必ず確認した方が良いです。


ちなみに父犬は、身体のサイズがどこまで大きくなるかの目安として見ることはあります。


ペットショップの何が悪いかというと、犬の性格を見極める判断材料があまりにも少ないのです。


○まとめ



もちろん全てのペットショップの犬はダメで、ブリーダーの所の方が良いとは限りません。

ただペットショップで買うと、性格の難しい犬に出会う確率は高くなることは否めません。

ヨーロッパではブリーダーから直接買うか、犬の保護施設から譲り受かることが主流です。

その理由の一つに、飼う前にその犬の性格がある程度わかるからというものがあります。

「ペットショップで犬を買うなんて、どんな犬かわからなくてリスクが大きい」

このような認識があるのです。
個人的には犬の外面ではなく、性格を第一に犬を選んでほしいと常々思っています。

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