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ああ、嗚呼 #我ら失敗団

 来たよ来たよ! あの名物企画がなんと19回目ですって!



 しっぱいだん、さあいってみましょう。

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 わたくしの故郷は長いんである。

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しまね観光ナビ 島根県公式観光情報サイト より

 
 でもって、こんなに長いのに、長い方向に沿った高速が無いんである。
 つまり、国道をぶっとばすしか無いんである。
 その日はほとんど端から端に近い移動をしなくてはならず、さすがの若きサイボーグ穂音さんもJRを選択したのであった。
 なんとか仕事を終え、駅に駆け込む。ああ、間に合った、良かった。どのくらい安堵するかというと、このくらい。

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ジョルダン より
三十歳になるまで、ずっと県内で働いていたのだが、
当時はもうちょっと本数があったような気がする。
久々に検索してみて愕然とした。

 これが過疎県の真実だ。だから、高齢者が免許返納とか、どこの国の話だろうかということになる。
 それでまあ、のんびり車窓を眺めつつ、うたた寝などしつつ西から東へ戻る。
 はずであった。ゴトンゴトン。
 なんだか、あの、流れいく景色が来た時と違うような。ゴトンゴトン。
 いやいや、田舎の光景ってこんなもんでしょ。
 悩んだ挙句、わたくしは問うたのである。
「車掌さん、一体どこへ向かって走っておりましょうか」
 時々、間違い電話をかけてきて、あんた誰、とか言う方がありますな。いやいや、お宅がかけてきはりましたのや、そうでっしゃろ、お宅がこの電車に乗らはりましたのやで。
 
 あんたはんは西へ向かっておいでです。

 その瞬間、脳裏にスローモーションのように展開された記憶、あのとき確かに反対側のホームに、もう一本、そっくりの電車が、ああ、嗚呼。

 もう一度みませう。 

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ジョルダン より


 終電でなかっただけ、よしとしましょう。
 あのな、ビジネスホテルなんてあらへんのやで。