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金曜日は大安で一粒万倍日で天赦日だから

 お暑うございます。
 
 夏休み中の姪っ子ちゃんと弟夫婦が泊まりにやってきました。久々に焼肉屋へ行ったのだぜ。

 その二日後。


 執筆の時間はどうしても土日に限られてくる。なのに、土曜に仕事がらみで出かけなくてはならないことがあって、転職したことをチラッと後悔したりする。しかしながら、これから二年あるいは四年をかけて、最後のご奉公をするのが務めというか定めなのでせうか、などとぐるぐる考えていたりもして。
 そういう流れのときなのかな。振り返ると、いろんな出来事に、それなりの意味があったのかなあと思えたりするので。

 とはいえ、やりたいことはど真ん中に据えておかないとね。

 noteで連載していた過去作を大改稿して公募へ応募しました。1st seasonを一度、公募に出したことがあるのですが、もちろん箸にも棒にもかからず。その後、2nd seasonを書いてみて、1stと2ndを合わせて一つのお話であることに気がつく体たらく。
 そして今になってやっとわかる。なんだこれは、物語の体裁をとっていないではないか。
 呆然。
 それなのに、読んでくださって、スキやコメントをつけてくださったあなた様にはもう感謝とお詫びの言葉しかありません。今回、大改稿してやっと、きちんとした形に整えることができました。いつか、読んでやってくださいませね。
 元原稿があるから、もう少し早くできるかと思ったけれど、そうは問屋が下ろしませんでした。我ながら、ひどいんだもの、直すところが多すぎるんだもの。でも悔いのないところまで改稿できて、初めてこの物語は完成したと実感しました。ヘロヘロになるまでやってよかった。
 最新作が最高傑作、いつもそう思えるように、次作も紡いで仕上げていけたらと思います。

 

 このような呟きをしたところ、お問い合わせをいただきました。創作の同志よ! 語り合える幸せをありがとう! 

Q:Wordですか? 書式は何文字 X 何文字ですか? 
A:Wordです。
 まず、応募原稿が縦書きなら、縦書き設定にして書きます。横書きなら横書き設定で。
 文字数と行数は応募要項の設定に合わせるので、都度、変わります。今回の要項は30文字 X 40行でした。

 改稿と推敲はずっとPCでやるのですが、「そろそろかしら」と思えたあたりで、紙に印刷します。
 画面の原稿は元々、本文 30文字 X 40行 /  枚、全111枚 あります。
 このまま印刷するのは大変なので、wordからPDFで保存して、片面に二枚分を配置、両面印刷にします。すると、28枚となって扱いやすいです。その代わり老眼鏡やはづきルーペ、必須!

 真っ赤になった紙原稿を元に、もう一度PCへ戻ります。この作業の間にあっと驚くようなアイデアが降りてくることがあって。紙って不思議。
 最後、もう一度誤字脱字チェック。PDFにしてタブレットでやるのも便利です。

何回やっても赤くなるうううう


 Q:プロットはどうしてます?
 A:元々、プロットをカッチリとはたてない方です。浮かんだ映像や、主人公からお話が始まっていくことが多くて、こういうのを「ボトムアップ」というのだと教わりました。「パンツァー」という用語もあるようです。
 一方で先にきちっと世界を構築して、流れを決めてからつくるのを「トップダウン」というのだそうです。「プロッター」はこちらでしょうか。

 頭の中を整理したくなると、執筆の途中で、このような落書きをはじめます。

こういうとき、絵が描けたらなあと思います

 
 今回、落書きでは整理しきれなくなって、エクセルで表を作りました。時系列、登場人物の癖や特徴・行動の流れ、など確認しながら進みます。表が先にあって書き始めるわけではなくて、物語が進むのと並行しながら、表が埋まっていく。
 プロッターなら、ある程度表が埋まってから、書き始めるのでしょうね。

濃いところが視点人物(緑は翠さん、青はアブラダモッチ。わかる人にはわかっちゃう!)
オレンジはチェック項目

 
 作家の千葉ともこ先生が、すごいリストをエクセルで作っておいでなのを知りました。雑誌「オール讀物」の企画で、オンライン講演会があった時です。プロの目線にはとにかく圧倒されました。千葉先生のリストにあった幾つかと、自分の目線を混ぜて、チェック項目としています。
 


 でね。
 姪っ子が、「わたしはお話をつくる人になりたい」とかいうわけですよ。天国の父よ、あなたの遺伝子の強さときたら何たることでありませうか。
「穂音ちゃんはパソコンでお話を書いているよ」
 というと、わたしもやってみたい、という。30分かけてえっちらおっちら、三行ほどうつ。もちろん保存する。
 あらすじを話してくれて、続きはいくらでも出てくるよ、とのたまう。
 ならば、とエクセルの表を見せたわけです。穂音ちゃんはこうやって整理しているの。姪っ子の目がきらりん、と光る。
 翌朝、紙いっぱいに表が出来上がっていた。アイコンつき登場人物プロフィール一覧。恐るべし小学三年生。
 早く、お話の続きが書きたい、と言う。
 

写真撮って保存。おもいっきりぼかしてあります


 金曜日は大安で一粒万倍日で天赦日だから、そんな姪っ子ちゃんに、初めてのiMacをポチろうと思います。

 


 


お気持ちありがとうございます。お犬に無添加のオヤツを買ってやります。