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【雨ニモマケズ】にみるドッグトレーナーのありかた

【雨ニモマケズ】

宮沢賢治の有名な詩です。
この詩は多くがカタカナで書かれているため、いろいろな解釈がなされます。
定説はありますが、私は自称【文学ドッグトレーナー】として、違った解釈も楽しみたいと思います。

雨ニモマケズ全文

詩中にある、『ジブンヲカンジョウニ入レズニ』のカンジョウは通常「勘定」と表記されます。つまり、自分を損得に入れずにという意味のようです。勘定か感情かの議論もあるようですが、ジブン【ヲ】なので感情だと意味が通じないということが通説です。

でも、入レズニは漢字だし、慾ハナクとか瞋ラズとか画数が多くて難しくて、しかも誤訳しにくいだろう字は漢字で書いているのに、なんでどちらにもとれるカンジョウはカタカナなんだろ?🤔

ちょっと遊んで考えると、実はこれは宮沢賢治の【余白】なのかなと思ったりします。
つまり「どっちで解釈するかは読み手に任せるよ」という余白です。

誤字が多かったと言われる宮沢賢治ですから、ヲではなく、ジブン【ノ】カンジョウに入レズニだと【感情】にしてもおかしくないかな?
そうすると後の、
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
の文章が流れる気もするんです。

自分の感情は置いといて、客観的に世の中を見聞すれば理解できるよ😉
ってね🎵

〜ドッグトレーナーは客観的な方がいい〜


私は、ドッグトレーナーは客観的に俯瞰で物を見れた方がいいと思っています。
主観的に「犬の幸せはこう」と決めて考えると、クライアントの生活を否定したくなります。
そうすると、簡単に「あなたの犬がかわいそう」という言葉が出る。これは、悩んで悩んでドッグトレーナーに相談することを選んだクライアントの心をを簡単に、そして酷く深く傷つけます。

南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

自分は客観的に
だけど相手の心は尊重し
自分を勘定に入れずに
自分の感情に入れずに
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

サウイフドッグトレーナーニ
ワタシハナリタイ

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