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忘れたくないこと

鏡の中の自分に向かって「自分は何者であって、何者でないのか」を問う。というか、問わなければいけないように感じる。より正確には、「自分はどういう人間でいたくて、どういう人間でいたくないのか」を。怖いからである。私は、私がなりたくなはい何者かになってしまうのではないか、と。「朱に交われば赤くなる」と言うけれど、今私がいる場所は、端的に言ってしまえば職場は、腐りきっている。くだらない欲望や無責任な無知が満ちていて、その欲望や無知から生み出される言葉が降り注ぐ。だから私は、怖いのだ。降り注ぐ言葉は堆積していく。いたるところに。私はそれに少しも染まっていないと言えるだろうか。目立たないように、波風を立てないように、もっと悪くなれば「評価されたい」という汚い欲望を抱き、この空間に染まり、いつか今抱いている苦しさや哀しみを感じなくなってしまうのではないだろうか。
私は何者だろうか。愛が大事だ。間違いなく。優しさが大事だ。間違いなく。誠実に物事に向き合いたい。私はいつまでこう言えるだろうか。こうして苦しみ、泣けるだろうか。忘れたくないから、ここに書く。波風立てずに黙り込むなんてクソくらえだ。他人に気に入られるために信念を曲げるなんてクソくらえだ。今の自分を誇りたい。忘れたくない。私のままでいたい。
でも、いつまでそう思えるだろうか。そう生きられるだろうか。

#人生 #忘れたくないこと #職場 #StayRebellious


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