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「蟲師」という漫画がありまして

2021年6月17日 雑記

 今日から日記的な、雑記的な何かを書こうと思いまして、今日はその第1回目な訳でして、流石に最初の1回目に書く内容ぐらいは何か考えてあるのかと申しますと一向そんなことはなく、何も考えていないのでございます。

 けど、「何か書く」と書いた以上は、何か書かないといけないということで考えるにふと頭に浮かんだのは、そういえば何年か前に「蟲師」という漫画があってこれが非常に面白かったな、ということでございましたので、そのことでも書こうと思います。

 「蟲師」はたしかアフタヌーンだかノクターンだかいう雑誌で連載されていた、漆原友紀という方の書いた漫画で、世界観は和風ファンタジーとでも言うんでしょうか。建物は茅葺の木造建築、登場人物は和装がほとんど。その割に主人公はロングコートなんか着てたような気がするけれども、まあ、それはそれとして、「蟲師」の世界には虫と植物と精霊の合いの子みたいな不思議な存在がいて、それが「蟲」と呼ばれるもの。
 この「蟲」が不思議な力を持っているために引き起こされる様々なトラブルを蟲の専門家「蟲師」である主人公が解決していくというのがあらすじ。

 で、この蟲師を読むと良い意味ですごく切ない気持ちにさせられるんですよね。これがすごく気持ちよくて、この良さはギャグ漫画の面白さとか、バトル漫画のワクワク感みたいなものとはまるで違う。一方で涙を誘う感動物語みたいなものともまた違う独特な魅力があって、なかなか他に似た魅力を持つ作品は無いような気がする。

 強いて言えば「日本昔話」をメチャクチャ面白くした感じ、だろうか?

 うん、なんか多分これだと全然伝わらないと思うけど、本当に面白いんですよ、「蟲師」。特にアニメ版は基本的に原作至上主義である僕をして、原作漫画以上の出来栄えだと思うぐらい素晴らしいです。
 その割に名作アニメ談義みたいなところでも滅多に名前を聞かない気がして、個人的には日本が世界に誇る宮崎アニメに優るとも劣らない名アニメだと思うのですが……。

 「蟲師」は老若男女問わず楽しめるタイプの作品だと思うので、こんな雑記をわざわざここまで読んだ奇特な方がいたら是非、奇特ついでに読むか観るかしてみて下さいな。

 あ、ちなみに虫が苦手な人でも大丈夫です。「蟲」はそういうのとは別物なので。

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