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犬の睡眠の秘密

皆さん、犬は私たちの生活に欠かせない存在ですよね😊
彼らは私たちの忠実な友達であり、もちろん多くの場合は、家族の一員でもあります。
犬との絆は特別なもので、彼らが喜んだり悲しんだりすることに私達は敏感です。
しかし、今回の話題は、犬たちの睡眠と感情の関係についてです😳

睡眠は私たち人間にとって非常に重要ですよね❗️
不安やストレスがあると、私たちの睡眠の質が低下することがあります。
たとえば、悪い出来事やストレスがあると、全然寝れなかったり、睡眠効率が下がり、深い睡眠に入るのに時間がかかることが知られています😞
そんな経験、皆さんもありますよね?
また、ストレスの影響で、急速な眼球運動(REM)睡眠の割合が低下することもあります。

しかし、これまでの研究では、これらの効果が人間や実験用のラットについて主に調査されており、他の種についてはほとんど知られていませんでした。
犬たちは私たちにとって特別な存在で、感情や行動に関する研究が様々な形で進行中です📖
今回の研究は、犬がどのように感情的な体験に反応し、それが彼らの睡眠にどのような影響を及ぼすのかについて調べられたものです💡

(研究内容は2017年と少し古いのですが、かなり面白かったので、今回はいつも以上に長いです😅)

この研究では、16匹の成犬が対象となりました。
これらの犬たちはさまざまな品種から集められ、特別なトレーニングは受けていない普通の家庭犬でした。彼らは3時間のポリソムノグラフィ(睡眠研究用のモニタリング方法)を受け、その前に肯定的な社会的相互作用(PSI)または否定的な社会的相互作用(NSI)を受けました。
PSIは家族と実験者との楽しい遊びや撫でられることなどを含み、NSIは分離や脅迫的なアプローチにさらされる試験で構成されました。

研究の結果、PSIとNSIの前後で犬たちの睡眠パターンに違いが見られました😳
具体的には、睡眠に入るまでの時間がPSIの場合には低く、NSIの場合には高かったのです。さらに、異なる睡眠段階での時間の割合にも変化があり、そのパターンが犬たちの睡眠までに受けた環境や行動と関連していることが分かりました。

【研究結果から見えた具体的な睡眠パターンの違い】

1️⃣肯定的な社会的相互作用が多い犬たちは、より良い睡眠パターンを示しました。これは、飼い主や他の犬とのポジティブな相互作用が、犬たちの睡眠に好影響を及ぼすことを示唆しています。愛情をもって接し、適切な社交的環境を提供することが犬たちの質の高い睡眠につながります。

2️⃣否定的な社会的相互作用が多い犬たちは、睡眠の質に悪い影響を与えることが示されました。このような相互作用には、イライラ、恐れ、ストレスなどが含まれます。これらの感情が支配的である場合、犬たちの睡眠が中断されたり、浅い状態が続く可能性が高くなります。

3️⃣犬たちの個性や性格によっても、睡眠パターンに違いが現れました。例えば、一部の犬は社交的で他の犬との遊びを好む一方、他の犬は内向的で静かな時間を好むことがあります。個性によって、睡眠への感受性が変化することが示されました。


特に3️⃣で示した通り、この研究の重要な点は、犬たちの個性も睡眠パターンに影響を与えていることです。つまり、犬の性格によって、肯定的な社会的相互作用と否定的な社会的相互作用の前後での睡眠パターンの違いが生じるということですね🤔
これは、犬たちが個体ごとに異なる反応を示すことを示唆していますし、私達が彼らの感情にどれだけ敏感であるかを示しています。

さらに、この研究から得られた知見は、犬たちの幸福と福祉に関しても示唆を提供できます。
肯定的な社会的相互作用が犬たちの睡眠に良い影響を与えることが示されたため、飼い主や飼育者は犬たちに愛情とケアを提供することが、彼らの健康に大きな影響を与えるということが理解できます🌸
また、否定的な社会的相互作用が睡眠に与える影響も考慮する必要があります。
犬たちが不安やストレスを感じている場合、その影響は彼らの睡眠にも及ぶ可能性があります😞

この研究の結果は、犬が好きな私達にとって大変、興味深いものではないですか?
私達の愛する犬たちが感情的な体験をどのように処理し、それが睡眠にどのような影響を及ぼすのかについての洞察は、私達と犬達の絆をより深め、彼らの幸福と健康を向上させる手助けになるのではないでしょうか。

つまり、この研究結果を経て私達ができることは、犬達の日常をより沢山の愛情で、安心させてあげることではないでしょうか😊
そうすれば、愛犬達は幸せな眠りにつき、健康に過ごすことができるでしょう。

参照【The Royal Society】

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