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SMと読書 3つのメリット

みなさんは読書する習慣をお持ちだろうか?
現代の社会人も学生も
生活の中に溢れんばかりの情報が散らばっていて
時間的余裕を持つことが難しく
なかなか本を読む時間なんて作れないだろう。
わかる。わかるよ。
テキストはたくさん読んでる。
Twitterだったり
それこそnoteだったり
ニュースアプリだったりね。

これまでの人生の中で
自分より年齢が上の方から
本を読みなさいとか
本を読んだほうがいいとか
本を読めとか
一度ぐらいは言われた経験があるんじゃないだろうか。記事やテレビで見聞きしたこともあるかもしれない。
本を読む習慣がない人間にとってその言葉はまったくと言っていいほど響かない。
俺も若い頃にそんなこと言われても
「うるせえくそじじい」
としか思わなかった。

とあるきっかけで俺が本を読むようになったのは30代半ば。脳みそが溶けてきたと感じてリハビリのつもりで本を読み始めた。それはなんとなく手に取った小説だった。たまたま面白いものを読んだのがよかったのか、それからは読書が習慣になった。

実用書が悪いとは思わないがビジネス書は専門的知識を吸収するのにいいとして自己啓発本に関しては俺はあまりおすすめしない。もちろん、それによって救いになる人もいるだろうが。なんか好きになれないんだよ俺は。胡散臭さが付き纏うというか。ま、個人的な好き嫌いでしかないが。

小説はいいぞ。
ストーリーを追うエンタメという括りであれば映画でも漫画でもいいじゃないかという意見もある。もちろんそれらも娯楽としていいと思う。
映画がストーリー以外に映像を楽しむ面を持っているのと同じように小説もストーリーを楽しむだけではない。純文学のようにいかに表現するかを楽しむものもある。
読書をすることによるメリットは俺が考えるに3つある。

まずひとつ。

■想像力

小説を読むには物語を自分の脳で映像化しなければならない。文字から自分だけの力で脳内に映像を作りあげる。これを繰り返すことによって想像力は思ってる以上に養われる。想像力はSMにおいて重要だ。危機管理にもなるし新しい調教のアイディアにも繋がる。M側であれば想像力を高めることによってオナニーも捗るし行為においてもさらなる興奮を得ることができる。

そしてもうひとつ。

■追体験

物語を追うことで脳が疑似体験をする。自分では思いもつかない行動や思考を知ることでより多面的に物事を見れたり考えられるようになる。自分の人生は自分だけの人生だ、ほかの誰かの人生を知ったところでなんになる? と思うやんちゃさはある程度の年齢になったら捨てたほうがいい。あなたの人生があなたのものであることぐらいみんな知ってるよ。知見の浅い人間に深みはない。薄っぺらい人間性に惹かれてくれるのは薄っぺらい人間性を持った者だけ。
追体験を重ねることでひとつめに挙げた想像力も養われるし、共感力も手に入れられる。人の気持ちがわからないSは恐ろしいよ。Sには自由奔放、傍若無人でいてほしいというMの心理は理解できるけど、そう振る舞うのと本当に共感力がゼロのサイコパスではまるで話が違う。SMにおける不慮の事故に合わぬようにMの方はより相手選びを慎重に。

最後のひとつ。

■語彙力

言わずもがなである。
Sの言葉責めが
「おいこら」
「てめえこのやろう」
ばかりだったらアホなのかな? と思わないか?
それがいいんだと言われたら返す言葉もないが。
俺の理解が足りていなかったみたいだ。謝るよ。
なにも難しい言葉でMをいじめるのがいいとは言わない。日常会話にない語彙で言葉責めしてもそれはそれでさめそうだしね。

思いつくままに3つあげてみたけど、きっとメリットはこれだけじゃない。本を読む習慣のある人に聞いてみたらまた別の答えが聞けるかもしれない。

先に書いたが、今現在本を読む習慣がない人にとってはきっと響かない。
うるせえなと思うか
必要ないねと思うか
わかってるんだけどと思うかは知らないけれど。
うるせえアドバイスのつもりはないけどメリットはあるよとだけ言っておく。
響かないけどね。
知ってるよ。
響かないけど。

響かないけど。
おすすめする義理もないけど。
他人の人生なんて知ったこっちゃないけど。

あわわわわわ。

では、また。

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