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自分が撮った動画どうも素人っぽい!ってお悩みの方、三脚使うと一発解決です!【動画初心者必見!】【企業向け動画撮影テクニック】

プロに頼まず、社内の従業員だけで動画を撮影する際、どうしても気になるのが、動画が醸しだす”素人っぽさ”です。。。
撮影方法や照明、録音、撮影の空間づくりなど様々な要因がありますが、そのなかで、一番素人っぽさを感じさせてしまう要因として、”カメラの手ブレ”があると考えています。特に自社内で制作することができる、インタビュー動画やセミナー動画、記録動画やHOWTO動画などでは、不自然な手ブレは、視聴者にとって見づらく、没入感を得づらい動画になってしまいます。
今回はカメラの手ブレを防ぐことで”素人っぽさ”を払拭し、初心者でも格段と視聴しやすい動画を撮影するテクニックを、動画を交えて紹介します!

不自然な手ブレ=素人っぽさの代表!

撮影している時は手ブレをしていないつもりでも、後でテレビやPCモニターで動画を見てみると思ったよりも揺れていたなんてことあるのではないでしょうか?
子供の運動会などの撮影した動画を自宅で見るときに反省したなんて記憶ありませんか?
最近のカメラには優秀な手振れ補正機能が付いているため、かなりの揺れを補正してくれています。それでも手持ちで撮影した動画にはいまだによくある現象だと思います。
実は僕もまだカメラを使いたてのころによくありました。
手持ちとはいえ、自分ではしっかりと止まって撮影していたつもりだったのですが、後からみると手ブレのせいで動画が揺れている(苦笑)。
また、モニターよりも目の前の被写体に集中しすぎていたために、ゆっくりと被写体が左右に揺れてて落ち着きのない動画になってしまい後悔したことがあります。

普段からTVやCM、youtubeなど動画に親しんでいる私たちは、基本的に動画に対する目が肥えています。つまり視聴する側の立場で、みなさん動画偏差値が高いのです! よく見るテレビのニュースやバラエティ番組の映像は不自然な揺れをしていますか? きっと揺れていないはずです。
YouTuberの動画やプロが制作したと思われるセミナー動画は揺れていますか?
こちらもきっと揺れていないはずです。
だからこそ、視聴する側は、カメラの不自然な揺れに対して素人っぽいと感じてしまうのではないでしょうか。

今の素人っぽい動画から脱却し、プロが制作したような見やすい動画を制作するための手っ取り早い方法は、三脚を使うことです。
単純に手持ちをやめ、カメラは三脚にしっかりと固定し、カメラを揺らさなければ良いだけ! このことはiPhoneでの撮影であろうが、デジタル一眼レフカメラを使った撮影であろうが基本、同じです。

コスト以上のプロ感を与える三脚は使わないと損!

カメラの不自然な揺れ、手ブレを効果的に防せぎ、素人っぽさを払拭するためには、三脚の使うことで簡単に解消されます。
文字で読んでもイマイチ、ピンっと来ないと思うので、
①三脚なし/手持ち撮影
②三脚なし/スタビライズON
③三脚あり

上記3つの方法で撮影し、比較検証動画を作成してみましたので、ご覧ください!

どうですか?
やはり③の三脚を利用して撮影した動画がいちばん見やすいとおもいませんか?
差が大きくなるように、多少望遠気味に撮影して見ましたが、三脚を使うだけでかなりの差がでます。
動画のプロとして、手持ちの撮影でも揺れないように脇をしっかり閉めて撮影しましたが、揺れを防ぐのは無理でした・・・・。

動画で一番重要なのは”伝えたい情報をしっかりと伝える”ことです。
伝えたい内容をしっかりと伝えるためには、無駄なカメラの動きは必要ありません。必ず三脚を使い、カメラを固定して被写体をブレなく撮影するように心がけてみてください。
それだけで、お金をかけなくても格段に見やすい動画コンテンツになります!
三脚に固定して撮影したかどうかが、プロが作った動画と素人が作った動画の一番の違いが出てくるポイントです。
どうしてもカメラのアングルを動かしたい時は、三脚を利用した上で上下左右に動かすことがオススメです。
ポイントは、カメラは古風な日本男児のように、一度アングルを決めたらどしっと構える!ちょっと調整が必要な時は三脚の首を振ってこっそり調整することです!

三脚を選ぶときのポイントはこれだ!

三脚には様々な種類のものがあります。
持ち運びに便利な小さいものから、プロのカメラも乗せれる大きいものまで。
さらにはメーカーや種類によっても金額はピンキリです。
用途に合っていない三脚を選んでしまっては、使いづらいだけではなく、無駄なお金を使ってしまうことになります。
三脚を選ぶときは必ず、利用するカメラと用途に合った三脚を選ぶようにしましょう。
たとえば、HOW TO動画、そのなかでも自撮り系動画の場合。
出演者がカメラに向かって自身の経験と知識から視聴者に解決を提供する、昨今のyoutubeなどでよく見られる動画です。
この場合カメラが映すのは、出演者1名の場合が多いと思います。
カメラのアングルが限られているのと、お一人で制作される場合は、自分でカメラを操作する必要があるので、カメラはなるべく近くにあった方が良いです。このような動画では、デスクの上における小型の卓上三脚が好ましいでしょう。
カメラが被写体に近い分、重たいレンズを装着する必要はないと思いますので、固定力と機動力を重視した選択で問題ないはずです。

セミナー動画の場合には、会場の後ろにカメラを配置することが多いと思います。受講者の前にドンっとカメラを設置して視線を遮るわけにもいきませんし、なによりも講師の目線に立った高い位置からのアングルでの収録が好ましいです。
また、1時間以上の長時期撮影になる場合がおおいので、必然的にスマホではなく一眼レフやビデオカメラを使った撮影になり、自然と会場後尾からズームレンズを使って捉える撮影方法になるはずです。
そういった場合は、比較的がっしりとした、高さがある三脚を使うべきです。高さがあっても軽い三脚ですと、ズームでの撮影の際、揺れがシビアになってしまいます。また、誰かがぶつかって倒してしまう可能性もあります。すこし値段はしますが、4Kg以上の積載量に対応している、3段伸縮形の三脚がおすすめです。

インタビュー動画の場合には、収録する環境によって最適な三脚は変わってきます。狭い会議室での収録の場合は、机を動かせないケースが多いので、卓上三脚がおススメです。また、ある程度広い空間での撮影の場合は、セミナー動画と同様にガッチリとした三脚がおすすめです。
卓上三脚は小回りが効く分、高さを変えたり、アングルサイズを変えたり等大きな調整が難しいです。その点ガッチリした三脚の方が融通が効く仕様になっているため収録空間によって選択してください。
ちなみに、僕がインタビューを撮影する場合は、事前に場所の下見等できないことが多いので、両方用意しています。

このように使う用途によって、三脚に求められる機能は変わってきます。
値段や持ち運びしやすさ、見た目だけで三脚を選ぶと、カメラをのせた際、三脚ごと倒れたり、用途に対してスペックが不足してしまう事もあるので気をつけてください。また、一眼レフのカメラを利用する際は、組み合わせるレンズの重みにも注意する必要です。

スマホ/一眼レフカメラ撮影にオススメの三脚!

決して全てに都合よくオールマイティに対応できる三脚というのはありません。しっかりと自身の利用するカメラ、撮影する用途に合わせて選択していく必要がでてくるんです。とは言っても、様々な種類があるのでなかなか選ぶのは難しいかと思います。
せっかくなので、僕も仕事で使っているオススメの三脚を紹介します。

持ち運びに最適なミニ三脚

カバンに入るサイズの三脚でオススメなのがこちらの三脚です。

スマホだけではなく、短焦点レンズを装着した一眼レフなら問題なく積載できます。
こちらは実際に僕も使っていますが、テーブルの上でカメラを使いたいときや、簡単なコメント動画のときに便利です。狭い会議室で机をよけられないときや、アングルが狭い画の収録の時、その他小さな商品の撮影などの時に重宝しています。
また、手持ちで撮影したい時も、足の部分を畳めばグリップの代わりに使えるので、街撮影や、リクルート動画でよくある仕事風景などインサートカットの撮影の時も便利です。

②軽量でもしっかり固定できる小型三脚

しっかりと固定して撮影したい!固定した状態で上下左右カメラを動かしたい方にオススメなのが、こちらの三脚です。


カメラ向きを自由に変えできる3WAY雲台付き軽量のアルミニウム合金製三脚。
高さも最長125cmまで調節できる、機能的な三脚です。
スマホでも使えるし、一眼レフカメラでも使えるので、大変便利な三脚です。高さも最大125cmまで上げることができるので、ちょっとしたインタビュー動画や記録動画収録の時に最適です。
軽くて持ち運びも便利ですが、本格的なセミナーや運動会など、ズームレンズを利用するような時の撮影には、軽量化されすぎていて、揺れてしまうことがあり、あまり適さないのが難点です。

③本格派のガッシリ三脚

こちらは本格派のガッチリ三脚です。

本格的でがっしりしている割には、リーズナブルに手に入る優れものです。
プロも利用する三脚ですので、一眼レフとレンズの組み合わせなら、野鳥を撮影する時に使うバズーカーのようなレンズを使わない限り転倒したり揺れたりする心配はありません。高さも最大159cmまで上げることができます。これだけあれば立っている人のインタビューもできるし、セミナー収録で座っている人の頭を気にする必要もありません。
弊社でも、一眼レフカメラ用の三脚として1台保有しています。
ちなみにメーカーのLibecは、長年プロ用の三脚を販売している企業です。今回紹介したTH-Xはかなり小型に分類される三脚で、このほかにもかなりのラインナップの製品を出しています。動画の撮影について知り尽くしているメーカーが出している三脚ですので、操作性、機能性共に安心の設計です。その点も安心ポイントが高いと思います!

④クネクネ曲ってどこでも固定できる三脚

足がクネクネしているので、机の上に置くだけではなく、ポールや椅子などに巻き付けたり、様々な場所でカメラを固定できる優れものです。
イベント収録の時に、天井にくくりつけたりして使っています。
ただ、カメラの重さによっては不安定になってしまうので、そこは注意が必要です。一眼レフで小さいサイズのレンズ装着くらいまででしたら、重さに充分対応できます。

まとめ

いかがでしたか?
三脚を利用し、カメラの不自然な揺れ"手ブレ"を防ぐだけで、誰でも簡単に"素人っぽさ"を払拭することが可能です。
三脚を選ぶ際は、利用するカメラと用途に合った三脚を選ぶようにしましょう。
決して高い三脚を選ぶ必要はありません。安くても良いので、紹介した②や③のような大きいサイズの三脚と、①のような小さい卓上サイズの2種類を保有するのが一番オススメです。どちらも使用頻度が高いので、この2つさえあれば撮影時に困ることはないと思います。

みなさんもぜひ三脚を使い、今よりクオリティアップした動画コンテンツ制作を行ってみてください!

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