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我が家の食糧事情・夕食編

(洗濯機が壊れる前に書いた記事なので、今と少々都合が合わないところもありますがご了承ください)

以前の記事で「我が家の食糧事情・昼食編」を書きましたが、今回は夕食編です。

まず、我が家ではほぼ野菜を買っていません。
毎回の夕食の野菜は祖母から定期的にもらってきています。
では祖母の家が農家なのか、家庭菜園でもしているのかといえばそうではありません。
毎回、祖母が我が家の分までスーパーで野菜を買ってきて、それを下ごしらえの段階まで切ったり下茹でしたりして、袋に分けて用意してくれているのです。

私はその袋に入った野菜を鍋に移して煮るだけ。
それなのに毎日夕食を作ることすらできないのはどうかとお思いでしょう。
私もそう思います。

そもそもの始まりはというと、私が幼い時から母親はほとんど料理をしない、料理のできない人でした。
もちろん、学校で必要になるお弁当は毎朝作ってくれていたので、それだけでも十分私よりすごいのですが、夕食となると……。
数日に1回、祖母にタッパーにおかずを詰めてもらったものを持ってきてもらい、それを皿に移してレンジでチン。
これが我が家の夕食でした。
つまり私は母親の味ではなく、祖母の味で育ったことになります。

ちなみに父親は、昔の食事は全て祖母が作ったものだということ、現在も野菜を下ごしらえしてもらっていること、しかもタダで野菜を譲り受けていることを知りません。
知ってて知らないふりをしている可能性もありますが、それならもう少し母親の親族に対しての態度を改めるべきだと思います。

これまた話が逸れるのですが、私が幼稚園生で弟が3歳の頃、母親が入院しました。
その時に、母方の祖父と祖母が、共に私を幼稚園まで送り迎えをし、祖母が弟の面倒と家事の一切を引き受けてくれていました。
そんな祖父母を父親は「葬式以外一切会わない」と我が家を出禁にしました。

じゃあ、父親が子供である私たちの面倒を見てくれるのかというと全くそんなことはありません。
母親が入院する直前に、あまりに体調が悪いのでお米だけを炊いて、あとはレトルトのカレーを子供達に食べさせてほしいと父親に頼み寝込みました。
そんな時ですら父親は自分の食事だけを済まし、私たち子供のことは放置して寝ました。
記憶にはないのですが、私が泣きながら「お腹空いた」と母を起こして、そこで父親のネグレクト気質が発覚しました。

その直後、母親は入院したのですがそんな状態の父親に子供を任せておけるはずもなく、祖父母にヘルプを出したのです。
そうやって私たちの面倒だけでなく父親の身の回りのことも祖母はやっていて、父親はそれだけ世話になっていながら用が済んだら出禁。
その後も出禁とはいえ母親1人では家のことが回らないことも多々あり、こっそり祖父母が来ては手伝ってくれていました。
気づいていたのか気づいていなかったのかはわかりませんが、それだけ家族ごと世話になっていても、それ以降で父親が母方の祖父母と対面したのは本当にお葬式の時だけでした。

現在も祖母に世話になっているのですが、そんなこととも知らず母親の親族のことを馬鹿にし続けています。
母方の叔父が2人いるのですが、2人とも社長業だったり自営業だったりをしていて、顧客の中に中国人がいることがあります。
それを知った父親は、私や母親に向かって「中国人を相手に商売する中小企業の社長は、騙されて全てを失って自殺する」などと言い放ちます。
私が叔父を慕っているのも、母親が叔父たちを大事に思っているのも分かっていて、わざわざこちらを不快にするためにそういうことを言うのです。

大幅に話が逸れました。
とにかく、父親は母親の親族が大嫌いと言うことです。
そして今も世話になっているのを知らず、馬鹿にし続けています。

さて、ではなぜ我が家では祖母に野菜の下ごしらえをさせているのかというと、母親がそれ以外を許さないからです。
祖母だってもう90手前のおばあちゃんです。
調子が悪くて野菜の下ごしらえができそうにないと言うと、母親は「そんなん困る」と祖母を非難します。
私が祖母を心配し「私が野菜切るから」「私が全部、一から作るから」と言っても頑として聞き入れません。

推測するに、理由は2つあると思います。

1つは私が刃物を持つこと嫌がっている。
一人暮らしの時は私1人しかいなかったので当然自炊の時は包丁を使っていました。
もちろん、それで手首や頸動脈を掻き切ることを考えなかったといえば嘘になりますが、それを実行に移したことは1度もないです。
それに今でも、果物ナイフで果物を剥いたり切ったり、ちょっとした野菜を切ったりはします。
それでも、私が包丁を持って調理をすることを嫌がっているのだと思います。
心配しなくても、私が刃物を向けるとしたら周囲にではなくて自分に、なのですが。

もう1つの理由は、自分に面倒ごとが降りかからないようにと思っているからです。
もし私が自分で野菜を切ると言って、その途中で調子が悪くなって出来なくなれば母親がやらなければならないと思い込んでいるのです。
今でも、切ってある野菜を鍋に移して煮るだけの料理を、私の代わりにやったりなど一切しない母親に、そんな期待は誰もしていません。
それなのに、自分に面倒ごとが降りかかるのは嫌だとその一心で、私が野菜を自分で買ってきて調理することに反対しているのだと思います。
これは祖母の見解でもあります。
とにかく自分が何かやらなければならないのを昔から嫌がると、祖母は言っています。

とにかくそういった諸々の事情で、我が家は未だに90手前のおばあちゃんに頼りっきりなのです。
祖母も、もういい加減私が自分でなんとかしないといけないのをわかっているので、セカンド冷凍庫を買ってはどうかと提案してきました。
私が調子のいい時に野菜を切っておいて冷凍、あとはそれを調理するだけ。
私も、冷凍野菜や冷凍食品の買える数だって増えるし、料理の幅も今よりは広くなるだろうと賛成しました。
それを母親に話すと、やっぱり反対。
そもそも置く場所がないと言うのですが、片付けていないから置く場所がないだけなのです。

今置いてある、計量出来る米びつを兼ねたレンジ台がかなりのスペースをとっています。
そして今、米びつは一切使っていません。
そこがまるまるデッドスペースになっています。
レンジと炊飯器が置けて、冷凍庫が下に入る台なんてないと母親は言い張ります。
しかし私が調べたところ、サイズ的にはギリギリですが置けるレンジ台と冷凍庫の組み合わせも見つけました。

私は最終手段としては、母親を通さず直接父親と交渉することを考えています。
考えるだけで動悸がして、調子が悪くなって、頭も痛くなるのですが、父親も現状を知れば考え直してくれるでしょう。
何より、あれだけ馬鹿にしていた母親の親族に頼っていたなどプライドが許さないはずです。

しかし、いきなり言って、はい置きますとはいきません。
リビングやキッチンが片付いていないことを理由に壊れている冷蔵庫の買い替えを渋るような母親を、なんとか説得できるレベルまで片付けなければなりません。
いつか祖母が動けなくなるその前に、私はキッチンの片付けを少しずつ進めていこうと思います。

話があっちこっちに逸れたりして長くなりました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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