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うを水をゆくに、ゆけども水のきはなく

久しぶりに note 書きます。

どのくらい久しぶりか見てみたら、テキストを書くのはちょうど半年ぶりです。自分としては2年ぐらい書いてなかった気がしてました。

この間、何をやってたかというと、本を書きました!🎉

『道元の教え 14』という本です。
僕は 2001 年から道元の研究にとりかかり、2017 年にひとまず結果をまとめて『跳訳 道元––仏説微塵経で読む正法眼蔵』をぷねうま舎から出しました。その本は、「仏説微塵経」っていう発見されたばかりの経典を基にして超難解な『正法眼蔵』を読むと、まるで氷が解けるようにわかってしまうという本です。ただ、七十五巻もある『正法眼蔵』ぜんぶはやれないので、第三「仏性」の巻だけに照準を当てて仏説微塵経の切れ味を試したのでした。

それを書き終わってみると、当然、「仏性」以外の巻に目が行きます。でも、巻一の「現成公案」から順にやっていって巻七十五の「出家」まで到達するのは、今世紀中にはムリ。諦めるか。。。いやいや、だいじょうぶ。『正法眼蔵』を75の峰からなる大山脈にたとえれば、なにも、僕が単独登頂する必要はないんです。登山隊のメンバーとして、登る以外に、やること一杯あるでしょ?たとえば、軽飛行機に乗って、上空から連山の全体を撮る。その写真を解析してマップを作れば、ぜったい登頂チームのために役立つ!

と考えて上空を飛びつづけること4年。14個のポイントを見つけ、撮りました。そこにベースキャンプを張り、前進していけば、今世紀中といわず、もしかして十年後には頂上にチームの誰かが立てるんじゃないか🗻

『道元の教え 14』は電子テキストです。紙の本は準備を始めたところですので、出版されたらまたお知らせします。

(上の画像はまだ書き始めの頃で、タイトルがこの時点では『正法眼蔵抄』になっていました)

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