咀嚼音
チェーン店で昼ごはんを食べていると、隣の席にクチャラーがきた。人生で初めてクチャラーに出会い、ちょっとテンション上がった。しかしすぐに不快感も味わったな。
愛犬の食べる咀嚼音やくちゃくちゃ音は気にならなくて、むしろ尊く思うのだが、なぜ大人のくちゃくちゃ音には不快感を感じるのだろうね。
今、生理前でイライラしやすいのかな。
たまたま隣の席で食べている赤の他人に対してイライラする労力使いたくないよね〜。
ちょっと待てよ、私。そもそもなぜクチャラーはくちゃくちゃさせて食べるのか、なぜ私はそれを不快に感じるのかが分かれば、これからいちいち反応せずに済むのではないだろうか。
幼い子供がくちゃくちゃ音がなっても仕方ないし、可愛いと思う。 食べ方を知らなかったり、顎の筋肉がまだ発達段階だからだと思っておる。
しかし、なぜ大人になってもくちゃくちゃ鳴るのか。もしや顎の筋肉が弱いからなのか。口を閉じて食べれば済むものをしないもしくはできない理由があるはずだ、むしろ理由があって欲しい。私が納得したいだけだ。
5秒考えて分からなかったら、聞くのが手っ取り早い。Google先生に聞いてみた。Google先生が名は伏せるがある病院の記事を引用して教えてくれた。
クチャラーになる原因は大きく分けて3つ。
お口の周りの筋肉が弱い、口呼吸である、または噛み合わせが悪いからということ。
なるほど。クチャラーにも事情があるわけだ。
なにより自分の捉え方を変えたく、なぜ不快に感じるのか調べたら、めちゃめちゃ面白い記事を見つけた。
他人の咀嚼音を不快に感じるのはミソフォ二ア(音嫌悪症または音恐怖症)の可能性があるらしい。
この症状の人は、他人の発する特定の音(「トリガー音」と呼ばれる)に対して、激しい不快感や嫌悪感を示す。トリガー音は、人の咀嚼、呼吸、嚥下などで、基本的に口や喉、顔の動きに関連して発せられる音が対象。
英国ニューカッスル大学の研究チームが、未だ不明な点の多いミソフォ二アの脳内で起きる特殊な反応について明らかにしたと発表。
ミソフォニアが咀嚼音などに対して、脳内の視覚領域と運動領域で異常な接続を起こしていることを発見したんだって。
精神障害とすべきだという声があったり、症状のメカニズムは明確でないし、研究に欠点も多いとの指摘があるが、新しい効果的な治療法を開発するために役立つ可能性があるとも。
面白すぎる。クチャラーと出会ったおかげで思わぬ収穫。たまたま検索してヒットしたこのメディアは色んなカテゴリーに分けられていて、ほかの記事もめちゃくちゃ面白そう…。これは読み漁ってやる!!
生活で起こることは自分の捉え方次第だから、これからもどんどん色んな捉え方知っていこうっと。
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