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とある漫画編集者さんのお話に深く共感した話

こんにちは。生意気な犬です。

本日は、私が出版就活中に出会ったとある漫画編集者Kさんのお話をしようと思います。

最近は学生の就活をサポートするサービスがかなり充実しており、SNS上でも業界の情報、面接のコツなどを無料で提供するアカウントがたくさん存在しています。

しかし、ひねくれ者の私はそうしたサービスを一切信用せず、「業界の話は現場で働く人の声を聞くことが一番だ!」「面接は自分の個性を発揮すればそれでいい!」と腹をくくり、完全自己流の就活を行ってきました。

そんな中、とある出版社のトークイベントに参加した日のこと。その日は現場で働く漫画編集者Kさんとライツビジネス担当者さんの計2名の社員さんが登壇し、会社のことや今の仕事のことを2時間ほどかけて丁寧にお話してくださいました。

お話を聞けば聞くほど出版業界に興味がわき、そのイベントはとても素敵な時間となったのですが、私が最も心に響いたのは、イベントのおわり、漫画編集者Kさんの ”就活生に向けた一言” でした。

司会の方から「一言お願いします」と振られたKさんは、「一言かぁ・・・」と困ったような苦笑いを浮かべたのち、まっすぐこちらを見据えてこう話し始めたのです。

「僕が分かることは僕のことだけだから他人のことは何も言えないけれど・・・」

正直、その前置きのあとKさんが何を話したのか、はっきり覚えていません。ごめんなさいKさん。

ただ、なぜか私はKさんのその前置きのセリフがとても心に響いてしまったのです。

冒頭にも話した通り、私は就活のノウハウを提供する多くのサービスを信用せず、もっと言えば成功者の体験談を、さも誰もがマネできるかのように語る自己啓発本もあまり好きではないのですが、その理由は、まさにKさんのこの前置きのセリフに集約されていたように感じます。

どんな成功者でも、立場が上の人間でも、その人生観が万人に当てはまるわけではない、と私は思っています。だからこそ、たくさんの人の話を聞くことは大事でも、そのすべてを自分事としてとらえるのではなく、あくまでも自分の人生は自分で築き上げていくという心意気を持ち続けたいのです。

大ヒット作品を生み出してきた成功者・漫画編集者Kさんから、そのような言葉を聞けたことが私はとてもうれしく、その日からKさんは私の尊敬する漫画編集者さんとなりました。

そして、そのマインドを持ち続けることで自己流の就活を乗り越え、今の自分につながっているのでした。

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ということで、書いていくうちに「この記事こそ自己啓発みたいになっていないか?」と心配になってきましたが、あくまでも生意気な犬の戯言として読んでいただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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