資料のアクセシビリティ

資料作成における「アクセシビリティ」について考えていることを書いていきます。

資料のアクセシビリティ

資料作成における「アクセシビリティ」について考えていることを書いていきます。

最近の記事

色覚特性について

色覚特性があると判別しづらい赤と緑が多様されていたり、色だけで情報を判断させようとするのはやめましょう。 男性では20人に1人、女性では500人に1人の割合で色覚特性を持った人がいると言われています。その認識を持った上で資料の制作に取り組むことができれば、より多くの人が情報へアクセスできるようになります。 チェックポイント ・色による情報伝達は万人に共通するものではないという意識を持つ ・区別が必要な情報を、色だけで識別させないようにする ・色名によるコミュニケーションが

    • テキストを画像にして貼らないで

      文字情報は画像にせず、テキストやデータで提供しましょう。(ロゴのように画像化されたテキストじゃないと表現できないものは別) どうしても画像化されたテキストを使う場合はAlt(代替テキスト)を設定するか、そのすぐ近くにテキストを書いて補足すると良いと思います。 画像にされた文字は、人間の目では読めますが機械には読めず、マシンリーダブルでは言えません。つまり読みやすい大きさに拡大して読んだり、PCサイズからスマホサイズに最適化したり、翻訳にかけたり、読み上げ機能を使ったりする

      • 文字と文字の間にスペースを入れない

        こ う い う や つ で す 。 見た目を目立たせたり横幅を揃えたりするために、文字と文字の間にスペースを挿入するのはやめましょう。文字の間にスペースがあると単語として認識されないことがあり、読み上げ機能などでは文章が正しく読まれなくなってしまいます。 ↓こういうのもNGです。 【 小  計 】0,000円 【 消  費  税 】00円 【 合計金額 】0,000円 ↓こうなっていると理想的! 【小計】0,000円 【消費税】00円 【合計金額】0,000円 もし横

        • 固有名詞は正確に!

          マニュアルなどの「正確さ」が求められる場面では、単語・固有名詞・文字列は正確に書きましょう。 目で読めるものは別にいいや...なんて考えてしまいがちですが、機械にとっては認識できません。機械が認識できないということは、単語(文字列)が検索に引っかからなくなったりして、困ってしまいます。 ◼︎ 基本はコピペ!固有名詞の手入力をやめる キーボードでカタカタと打ち込む手入力(手打ち)は、打ち間違いの元です。極力やめて、固有名詞などは検索してそこからコピー&ペーストするようにしまし

          「デザイン」は見た目ではなく「〇〇」のこと

          デザインとは、見た目を良くすることではありません。 デザイナーは見た目をきれいにする仕事だと思われていますが、それは違います。 デザインとは、目的を達成するための手段であり、設計図であり、道であると考えます。 配色やレイアウト、ページ構成、キャッチコピー、写真、装飾、文章、コミュニケーション... そのどれもが「目的を達成するための手段」なのです。 資料のデザインとは、伝えたい情報を読み手に届けるための手段のことです。 このnoteではデザインの観点から、伝えたい情報が

          「デザイン」は見た目ではなく「〇〇」のこと