タグ付け論 - そのいち

こんにちは、OHiroです.
今日はタグによる情報資産管理について考えてみたいと思います。

近年ではモノ以上に情報・データが溢れ、我々は目に目ないものを管理することの重要性が増してきているのではないでしょうか。例えばスマートフォンの中にある写真や思い出も管理したい、、、けどいちいちフォルダを分けたりするのが面倒だし、イベントごとではなく人ベースのほうがいいっ!!
などと報管理のニーズも物理的な影響を受けない分、多様化してきています。

データの管理に使われるタグについて考えてみたいと思います。
まずタグの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。私なりに3つに分類できると思います。

1. アクションを求める ~ 相手に対して何らかのアクションを要求する

多くのタグがこの分類に入るのではないでしょうか。
例えば荷札や値札などで輸送や支払いを明示し、需要者に一定の行動を求めるタグです。値札など物理的なモノも想像するかと思いますが、バーコードなど、物理的なコードと電子的な情報をハイブリッドに掛け合わせているものが近年ではほとんどではないかと思います。
タグに持たせる情報を削り、情報をデータベースから吸い上げるような仕組みもありますね(例えばPOSの仕組みなど)RFIDタグもこの中に入るかと思います

2. 保証を目的 ~ 相手に対してタグの保有者の身分を保証する

いわば通行手形のようなものですね、お墨付きというやつでしょうか。
タグがつけられたものの品質や出所を保証することを目的としたタグです。
ほかにも上海ガニにつけられてたプラスチックタグや、牛の枝肉につけられたペイントなどもその一つでしょう。

3. 検索を目的 ~ 検索者へ向けて情報を探しやすくする

いわゆるハッシュタグのですね。このタグは電子データにつけられているものが多いかとと思います。冒頭にあげた写真のように、"誰と""どこで"いつ""何のイベントで"といった情報が簡単に意味づけることができます。

X. 番外編 ~自己主張目的

Instagram を見ると、タグをこれでもかっ!とたくさんつけている人を見かけたことはないでしょうか。タグ本来の使い方を無視した遊びのような使い方をして、自己主張する使い方もあるようです。note でも ハッシュタグ企画があったりしますよね

続いて情報資産管理について考えてみます。

データ経営やデータドリブンな企業文化が叫ばれているなかで、データを活用するためにも、情報資産がどこにあるのかを管理することは必須だといえます。

では、どのように管理するのか、

というと前述のタグを使って管理するのが今のトレンドだと思います。

クラウドサービスを使われてるかたはおなじみかと思いますが、AWSやAzure、GCP などではタグを使ってリソースを管理するのが一般的です。(ただこれはコンピューティングリソースに限る場合が多く、情報資産にタグがつけれていることはあまりないと思います)

じゃあどうやってタグを管理するか、タグのつけ方についてもマネジメントする必要があります。

Instagram のように一人運用であれば、自分のルール=会社のルールが1:1になるのでよい(本当は全然よくないけど...)ですが、
企業の資産を複数人で管理するとなるとタグのつけ方にも強力なルールが必要になると思います。

例えばAWS ではタグのつけ方についてガイドラインを出しています。

AWS Tagging Strategies

ほかにも、ちょっとボリュームがありますがこんなものもあります。

DMBOK - Data Management Body of Knowledge
DCAM - Data management Capability Model
TOGAF Version9.1

AWS がとても具体的ではありますが、ではAWSを用いないで情報資産管理をするためにはどうしたらよいのでしょうか、、、

いろいろ調べてみてこれといった具体的な手法について触れられてるものは無いように思えます。この情報資産管理の重要性は増していくでしょうし、今後要ウォッチな領域ではないか、と個人的には思っています。

なので次回以降で具体的な手法やツールについても触れていこうと思います。もし参考になったらスキを押してってもらえると非常にうれしいです。ではまた次回お会いしましょう。

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