見出し画像

研究室における「放任主義」についての思考

以下の記事を読んだ.
ちなみにこの方のnoteは今回の私の駄文とはあまり関係ない.

以下,この怪文章は「思考」であり,考察や調査ではない.そのため,この文章により放任主義についてなにかが明らかになったりはせず,ただ私の脳みそが文章化されるだけである.という保険をかけておこう.

ぜひとも本物の教授方に,放任主義についての考察や生き抜き方についてどこかに書いて頂きたい.もし有料noteでも私は買う.

研究室における放任主義とはどんなものか

大学における研究室にはしばしば放任主義と言われる部類の指導方針を実行している場所がある.これは,教授が研究についてあまり多く口出しをせず,学生の自主性に任せている部分が多きい指導の仕方である.課題や締め切りはなく自由な反面,あまり合わずに卒論や修論がギリギリになりなる人もいる.

以下,いくつか特質した点について述べる.

研究のテーマ決めについて

一般的な研究室の場合,学生本人が興味のある分野と,研究室にある研究テーマ一覧からのマッチングが行われ研究テーマが決まることが多い気がしている.

しかし放任主義研究室の場合,その研究室でできそうな研究テーマを自分で見つけるところから始まる場合がある.これは実際難しい.研究テーマを決めるには,アイデアや豊富な先行文献の調査が重要になるからである.これは,先輩に読んだ論文を教えてもらったり,同期と論文を共有すると解決できそうである.

研究の進め方について

放任主義の研究室では,オフィシャルな研究議論の場が少ない気がしている.ゼミの回数が少なかったり,先生との研究ミーティングの時間が少なかったりする.この場合,自ら先生のアポを取ったり,ドクターの先輩に相談をしたりするなど,自主性が重要になってくる.この際,ラフな状態でもいいのでざっくり結果を出しそれをざっくりまとめて頻繁に相談するというんが重要となる気がする.研究ミーティングに完璧な答えを持っていくのは難しいので,ざっくりを頻繁に持っていくのがいいと私は考えている.そこで罵倒されたり相手にされない場合,以下の生き抜く上でのポイントが重要となる.

生き抜く上でのコツ

生き抜く上でのコツは,個人的には教授(ボス)の考える正解ルートを見つけることであると考えている.放任主義研究室の教授にも,その指導方針を行う理屈がある.それは,「自主性を育みたい」「学部生は助教やドクター学生に指導して欲しい」などである(他に思いつかなかったので教えて欲しい).

「自主性を育みたい」と考えていそうなら,頻繁に先生の時間を押さえ,短時間の研究ミーティングをすることが重要となってくる.また,先生は答えを知っていても教えてくれないと言ったことも往々にしてあるため,他の学生や先輩と議論を頻繁に行い,先生が何を求めているのかを把握することが鍵になるであろう.

「学部生は助教やドクター学生に指導して欲しい」という場合,いい先輩がいればちゃんと指導してくれる.しかし,そうでない場合,上記同様自分から先輩の時間を抑える必要がある.ここで重要なのは,先輩を神格化しないこと.先輩も間違うことがあるので,定期的に他の先輩や先生に現在やっていることを共有し,方向性があってそうか感触を調べてみるといい気がしている.

どんな場合にしろ,「完璧を目指さず,ざっくりした状態で短いミーティングをし軌道を修正してから前に進む」ってマインドは意外と効果的である.教授は学生に完璧なんて求めていない.

放任主義の研究室に限界を感じる学生のあなたへ.

これは私なりの経験や考えである.ポイントはこれ.

逃げることは良いことである.

逃げることはとても重要である.また,思い切って逃げてみるというのは効果的である.例えば,経営が破綻し再建をする企業において,小さな投資から始めるのは良くないと言うことを聞いたことがある.つまり,様子を見ながら徐々に投資量を上げていくとかえって大きなお金が必要になる場合が多い.逆に,初めからしっかりと大きな投資をすることが効率を良くし,結果としてコストが抑えられるということである.

これは,人生において重要なのかもしれない.研究室を変えるという選択は初期投資としてのコストはとても高いく,手間というだけでなく精神的なコストもかさむ.しかし,それにより中退や更なる留年などというより大きな人生におけるコストを避けることが可能なのである.

以上を踏まえた上で,放任主義に限界を感じた場合どうするかの選択肢は2種類ありそうである.それは,1) 研究室を変える, 2) 頑張る の2つである.

1)研究室を変えるについては,

上記の通りである.これはコストの大きなことであるが,勝率は高い.社会では,自分を甘やかしてくれるのは自分しかいない.自分まで自分に厳しくすると自分があまりにも可哀想である.また,研究室を変える人は割といるし,研究室という場所は留学生なども居るため,4月以外に新入生が来ることもよくある.やってみると以外と気にしていたほど大変なことでも無いと感じると思う.

2) 頑張るについては,

成功のコツは誰かに頼ること.だたし,成功の可能性を見極め,成功の可能性がひくいならすぐに1)研究室を変えるを選択することを勧めたい.

誰かに頼る場合の選択肢はいくつかありそれは,a) 同研究室同期,b) 同研究室先輩,c) 他研究室だ.その他に他研究室の教授という選択肢もあるが,僕的にはハードルが高いような気がする.

a) 同研究室同期を頼るのは一番ハードルが低い気がする.同期も同じ悩みを持っている可能性が高いし,自分の状態も一番わかっているはずである.僕は飲みニケーションが得意なので,唐突に「今日ご飯行こうぜ」と言って夕食や昼食に行っていた.大学院生ともなるとちょっといいご飯を食べたい人も多いので,良さげな店を探すのも楽しくなってくる.そこでストレスを発散したり,研究相談をすればよい.それにより,日常的にも研究相談がしやすくなるだろう.

b) 同研究室先輩を頼るのはa同様ハードルは低いだろう.先輩も同じ経験をしているはずであり,すでに解決策を知っているかもしれない.1点重要なのは,自分の悩みを先生には言わないよう口止めをすることである.もし伝えるなら,うまく活用できるような伝え方をしてもらうよう計画を立てたほうが良いだろう.

c) 他研究室の同期に頼るのは少しハードルがある.自分の研究についての理解があまりない場合が多いので,相談をする際はその辺の基礎知識をしっかり伝える必要があるからだ.しかし,精神的な安定は最も得やすいと思っている.なぜなら,普段生活をする研究室とは全く違う場所に自分の居場所ができるからである.同期との人間関係についての悩みすら相談ができる.ここで気をつけるのは,相談についてあまり他言しなよう口止めをすることである.



研究室に合う合わないのような問題のせいで,大卒資格や修士卒資格を失うのはあまりのも勿体無いし,何より研究は楽しいものであり,就職するともう味わうことが難しいその研究の楽しさを知ることが出来ないのは,なんとしても避けたい.そんなお気持ちを綴った私の駄文であった.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?