【全文無料公開】 『健康不安がなくなる本』 〜脳の設定を変える〜 #17


はじめまして。
ドクタームッシュこと、荘司です。
脳神経外科医をしております。
現在「設定医療」という医療を研究、実践しておりまして。設定医療研究会の中の一つのチームとして行なっております。そのほかにも農業チーム、研究チーム、教育チームがそれぞれ活動を行なっております。
医療を行なっている中でいろんなことがありますが、その本質を綴った本が、2018年10月にアマゾンにて電子書籍で刊行いたしました。
そして、この発売してまもない本を、版元であるニューロサイエンス文庫さんの許可を得て、noteで全文公開することにいたしました。
「医者に匙を投げられたけどどうしたらいいの?」
「自分のやりたい治療ってなに?」
そんなモヤモヤを抱えている人にぜひ読んでいただきたいと思っています。そして、新年からの治療のヒントになれば幸いです。
心に留まる文章があったら、どうぞ自由にコピペして引用して、議論のきっかけにしてください。

17.捨てるべきもの

大きな病気になった場合に捨てるもの、それは「感情」と「過去」だと思います。何度もこの本でお伝えしていますが、病気になった時に出てくる感情は、「不安」、「恐怖」、「嫉妬」、「悲しみ」です。

でも、これから自分と向き合って治療をしていくときに、こういった感情はほとんど必要ないのです。

自分の病気をネットでしらべ、その権威である人に直接相談しにいく、それが海外であってもいいと思いますし、日本である必要は全くないと思います。英語が苦手であれば、通訳を手配することもできますし、とにかく、自分の体に気力が残って動けるうちにいち早く行動する人が生き残ると思うのです。

 それと、何かに固執するとか囚(とら)われることはその際に最も必要のないことなのです。

 過去を振り返り、ここが駄目だったから病気になったのかとか、そういうのは本当に必要ないのです。


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