【全文無料公開】 『健康不安がなくなる本』 〜脳の設定を変える〜 #18

はじめまして。
ドクタームッシュこと、荘司です。
脳神経外科医をしております。
現在「設定医療」という医療を研究、実践しておりまして。設定医療研究会の中の一つのチームとして行なっております。そのほかにも農業チーム、研究チーム、教育チームがそれぞれ活動を行なっております。
医療を行なっている中でいろんなことがありますが、その本質を綴った本が、2018年10月にアマゾンにて電子書籍で刊行いたしました。
そして、この発売してまもない本を、版元であるニューロサイエンス文庫さんの許可を得て、noteで全文公開することにいたしました。
「医者に匙を投げられたけどどうしたらいいの?」
「自分のやりたい治療ってなに?」
そんなモヤモヤを抱えている人にぜひ読んでいただきたいと思っています。そして、新年からの治療のヒントになれば幸いです。
心に留まる文章があったら、どうぞ自由にコピペして引用して、議論のきっかけにしてください。

18.固いものは壊れやすい?

いろんな患者さんをみていて感じることは、

「自分だけは助かりたい」
「自分だけに使える薬はないのか」

と言う人が多いなっていうことです。こういう人は、考え方とか行動とかも物凄く固まっていて、柔軟性が全くないのです。

いろんな価値観を受け入れることができません。医者側もいろいろな治療方法をもっていても、提示できない場合が多いのです。そしてこういう人は行動ができないので、治るチャンスを逃す可能性が高くなるのです。

「自分だけは助かりたい」
「自分だけに使える薬」

こう考える時点でこの思考そのものが恐怖にとらわれていることがわかります。なので、病気になる前に、あえて。もっとインチキなものにだまされていた方が耐性はできていいとすら思っています。

いろんな価値観に自分の身をおいてみて、どんどん耐性を作っていくと、いざ病気になった時に強いと思います。

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