【全文無料公開】 『健康不安がなくなる本』 〜脳の設定を変える〜 #8

はじめまして。
ドクタームッシュこと、荘司です。
脳神経外科医をしております。
現在「設定医療」という医療を研究、実践しておりまして。設定医療研究会の中の一つのチームとして行なっております。そのほかにも農業チーム、研究チーム、教育チームがそれぞれ活動を行なっております。
医療を行なっている中でいろんなことがありますが、その本質を綴った本が、2018年10月にアマゾンにて電子書籍で刊行いたしました。
そして、この発売してまもない本を、版元であるニューロサイエンス文庫さんの許可を得て、noteで全文公開することにいたしました。
「医者に匙を投げられたけどどうしたらいいの?」
「自分のやりたい治療ってなに?」
そんなモヤモヤを抱えている人にぜひ読んでいただきたいと思っています。そして、新年からの治療のヒントになれば幸いです。
心に留まる文章があったら、どうぞ自由にコピペして引用して、議論のきっかけにしてください。


8.質問の多い患者は治らない。

「いい質問だね」、そう偉い人から言われて気持ちよくなっている人がいます。わからないことを専門家に聞いて勉強するのはいいと思うのだけど、例えば、「このサプリを使ってもいいですか?」というような質問をする人は治りが悪い気がします。

それって自分がそのサプリを体内に入れるのに、ろくに調べもせずに、サプリの専門家でもない医者に質問してくる段階で間違っていると思います。自分で調べ、自分でいいと思ったら誰にも聞かずに飲むべきだと思います。その聞くという行為自体、その裏にあるのは恐怖、不安だと思っています。

何度も言いますが、治療がうまくいくためには恐怖や不安があってはうまくいかないことが多いです。結局は自分がこの治療法だと思って、医者の反対も振り切って退院して、納得のいく治療をしてもらっていく人が奇跡みたいにして治ることが多いです。おそらく、そこには覚悟が伴っているからだと個人的には思います。

生存ということを魂が求める、それに従って動くと当然生存率も高くなると思っています。

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