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循環器

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記事一覧

【脱水がよくわからなくなる】なぜ脱水で血圧が下がるのか,脈が速くなるのか

「脱水で血圧が低下してます.」 「脱水で脈が速くなってます.」 これ,現場でよく聞くフレ…

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利尿薬の副作用を比較【血圧は?腎機能は?電解質は?】

利尿薬を使用するときに,副作用を気にすることは少なくないですよね. 利尿薬であれば脱水は…

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【異常値は?】SpO2とPaO2はどっちが大事?【高すぎもダメ?】

SpO2,PaO2,どちらも酸素化の指標ですよね? 敷居が低いのはSpO2なのではないでしょうか? …

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「浮腫に利尿薬は使用しません」【浮腫治療における適切な利尿薬の使用方法を考える】

みなさん,浮腫に利尿薬は使用しますか? 「いや,使用するでしょ?」 「適応病名にも"浮腫"…

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【エビデンスや適応を再確認】ACE阻害薬を心不全に使用する理由【ARBやARNiとの違い】

ACE阻害薬といえば,心不全治療薬です. 降圧薬にも分類されていますが,その真価は血圧を下…

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アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬ARNiエンレスト®の解説【何がすごいの?…

※2022/11/4加筆修正 新しい心不全治療薬の有効性が相次いで報告されてきています. SGLT2阻…

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「うっ血性心不全患者さんが入院しました」利尿薬・最初の一手【基本から私見まで】

心不全は,とてもありふれた病気です. ともすれば,非専門でない医師であっても,うっ血性心不全の症例に出会うことはよくあります. みなさんは,うっ血性心不全の症例をみたときの初期対応,できる自信はありますか? 「うっ血性心不全」とひとえに言っても,外来で対応できる軽症のものから,補助循環を要する超重症のものまで,幅広く存在します. 私自身,そんなさまざまな心不全症例すべてで完璧に初期対応がこなせる自信はありませんが,少なくとも,研修医やレジデントの先生,非専門の先生より

【非専門医必見】心不全治療やっちゃいガチなミス【専門でもたまにハマる罠】

「慢性心不全でかかりつけの方.呼吸苦と下腿浮腫出現を認め,心電図を施行したところ心室性期…

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【HFrecEF/HFworEF/HFuncEF】新しく追加されたLVEFによる心不全の分類を解説(2021年 …

先日の日本循環器学会総会中に発表された「2021年 JCS/JHFS ガイドラインフォーカスアップデー…

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【意識障害を見抜く力】てんかん発作や痙攣の考え方【一過性意識障害は失神だけではな…

前回の記事で,失神と意識障害の病態の考え方を解説しました. 重要な点は,意識障害は脳の障…

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【病態から鑑別】失神と意識障害【循環器内科医による意識障害の考え方】

失神と意識障害がごっちゃになっている人がいます. 先日も外来で相談があったのは,「房室ブ…

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【心拍数で予後が変わる?】心不全新治療薬イバブラジン(コララン®)の特徴や適応【…

新しい心不全治療薬の有効性が相次いで報告されてきています. SGLT2阻害薬,アンジオテンシ…

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【知っていると管理がしやすい】心拍数を診る!考える!【遅い・速いはなぜ悪い?】

心拍数(脈拍)と言えば,大事なバイタルサイン. 多くの医療者の方は,バイタルサインの1つ…

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【今さら聞けない】カテコラミンの使い分け,これだけ知っとけばok【保存版】

※2021/4/13,こちら☟のページに改訂・改良した記事を掲載しました. 以下は,改訂前の過去記事です. ----------------------------------------------------------------------------------- 急性期の病院であれば,カテコラミンを使用しない病棟はほぼないかな,と思います. 「ショックの際のノルアドレナリン」 「蘇生の際のアドレナリン(ボスミン)」 「心不全にドブタミン」(☜これは循環