Dr.Uのミュンヘン留学日記 #5 ビザ取得編:いざ、ドイツ大使館へ! 2020.4.17
Guten Tag!
Dr.U@所属病院も緊急事態 です。
4月15日、メルケル首相が現在実施されている制限措置の緩和について記者会見を行いました。私の渡独はまだ遠いですが、一歩前進です。
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus160420.html
さて、今回は研究滞在ビザを申請するためにドイツ大使館へ行った時のことを書きます。
まずネットで予約を取ろう!
ドイツ大使館に行く前にまず手続きの予約をとりましょう。大使館の公式サイトでオンライン予約ができます。ただし、予約枠が平日の日中しかありませんので首都圏在住、勤務医である私にとってはなかなかいい空き時間がなく、結局1ヶ月くらい先の日程を予約することになりました。
これからビザを申請する皆様は早めに予約をとることをお勧めします。特に仕事等で平日休みを取りづらい方は、最初に大使館の予約をとって、それから面談予約日に間に合うよう必要書類を準備するのもありだと思います。
キッチリと書類を準備!
#4 どのビザが必要なの? でも書きましたが、大使館から持参するよう依頼された書類のリストを再度記載しておきます(私が取得したのは研究滞在ビザですので、他のビザを申請する場合は他の書類が必要になろうかと思います)。
1、ドイツの研究所からの招待状と経費に関する証明書2部
2、最終学歴の卒業証明書 (英文原本とそのコピ-2部)
3、Web版長期ビザ申請書
4、写真 (3.5cmX4.5cm の中に顎からおでこまで)2枚
5、パスポ-ト(原本とコピ-2枚)
これに加えて、大使館の担当者に留学先と契約したHosting agreementのPDFをE-mailで送り、当日は印刷して持っていきました。
また私はHosting agreementを契約する際に留学先からドイツの医療保険と傷害保険に入ることを求められ、この時点で保険契約をしていましたので、保険証も印刷して大使館に持参しました。
ビザを取得してからわかったことですが、保険が適用開始になる日がビザの開始日でした。つまり保険の開始が「3月20日」であれば、ビザも「3月20日」から有効です。
「経費に関する証明書」は銀行の残高証明書(英文、ユーロ建で金額を記載)を持参しました。残高証明書は銀行の窓口で依頼し、1週間ほどで自宅に郵送されました。留学に必要な銀行残高については大使館の公式サイトで確認してください。
いよいよドイツ大使館へ
ドイツ大使館は東京メトロ 広尾駅をおりて、徒歩数分のところにあります。
公園沿いの坂道を登り始めたところに大使館の入り口があるのですが、「ここが大使館です」って感じの大きな看板が立っているわけではないので玄関と気づかず、私は通り過ぎてしてしまいました(職員用の通用口と勘違いしました・・)。
大使館の入り口には頑丈そうな柵があり、柵の手前に銀行の受付のような窓口があります。
窓口にいる警備の方に来館理由を告げると身分証明書を提出するよういわれます。確か運転免許書や銀行のATMカード等で良かったと思います。
そして次に簡単なセキュリティーチェックがあり、柵の中へ入ります。
敷地に入るとすぐに小さなロッカールームに通されて、そこで携帯電話を預けるようにいわれます。私は腕時計をつけない人なので、携帯電話を預けると時間がわからずちょっと困りました。
そして、ロッカールームから駐車場を通りぬけて、窓口のある建物に入ります。中に入ると、2列の窓口で職員が手続きの対応をしていました。待っている人は10人弱程度で、ほとんどが外国の方でした。
窓口では大使館の職員と申請者が頑丈なガラス越しにマイクで会話をしています。まさにドラマで刑務所に入所している人が家族や弁護士と面会するシーンのような感じでした。ただ窓口のマイクのボリュームが大きいので、ぶっちゃけ会話の内容は丸聞こえでした。
私が窓口の前で待っているときはアジア系(中国人?)の方がビザの申請をしていました。その方は日本語があまり流暢でなかったためか大使館の方が「日本語、ドイツ語、英語どれがいい?」って聞きながら親切に対応していました。おそらく職員の方はトリリンガルなのでしょう!すごいっ!
ちなみに待合いスペースに整理番号の発券機があったので、ついクセで私も番号を取ったのですが、私の場合オンライン予約していたので整理券は不要でした。
ついに自分の番!
待合室で待つこと約10分(時計がないので正確な時間はわかりませんが・・・)、私の予約番号が呼ばれました。
窓口に立つと日本人女性の職員が対応してくれました。ドイツにある外国人局ではしかめっ面で対応さることが多いと聞いていたので、正直かなり身構えていたのですが雰囲気はなごやかでした。
事情を簡単に説明し(もちろん日本語で!)、準備した書類を手渡します。手渡すといっても分厚いガラス越しなので、書類を引き出しにいれて職員の方に渡しましす。
簡単な質問に答えると、「書類を確認しますので少しお待ちください」と言われ再度待ちます。そして15分ほどで再度名前を呼ばれ、書類は問題なく手続きはOK、研究滞在ビザを発行すると!心の中で「よっしゃ!」と叫びました。
ただしドイツの国内法が変更されたため、現時点で発行できる研究滞在ビザの期間は半年間だけとのことでした。最後に「パスポートをお預かりますね〜」と言われ、自分のパスポートを預けて大使館を後にします。
ビザ申請をスムーズにすませるポイント
いざ手続きが終わってみると、思っていたより大使館職員の方の雰囲気もよく、スムーズに手続きができました。
ビザ取得についてインターネットで調べてみると、ドイツに入国してから現地の外国人局でビザを取得するのはなかなか大変だという書き込みが多数ありますので、もし日本でビザを取得できるようであれば、あらかじめ日本でビザを取得することを強くお勧めします。日本語で手続きができ、相手も日本人なので緊張せずに手続きができます。
最後にビザ申請手続きのポイントと反省点をまとめておきます。
・早めに大使館の予約をとる
・書類の準備はきっちりと!(わからないことは大使館に問い合わせる)
・腕時計をつけていく
次はミュンヘンの部屋探しについて書いていこうと思います。
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