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ワイヤレスイヤホン比較メモ

愛用していたイヤホンを最近なくしてしまった。
夜行バスで寝ている最中に片耳落としてしまって、そのまま見つからなかった。
高い買い物だが、仕事中のノイズキャンセリングなど自分にとってイヤホンは欠かせないツールのため別のを買うことにした。
その結果1万5千円のイヤホンを買い、元々使っていた2万5千円程度のイヤホンと比較する機会を得たので、違いをまとめて自分用のメモにしておこうと思う。

イヤホン①:Jabra Elite85t, およそ25,000円, 使用歴3年弱
イヤホン②:Audio-Technica ATH-CKS50TW, およそ15,000円、使用歴3日
*もうひとつ予備に持っていたJVCの6,000円のイヤホンもあるが、本記事で比較したいノイキャン機能が無いので割愛。

今回まとめたいのは以下の項目。
(1) ノイズキャンセリング機能
(2) 装着感
(3) バッテリーの持続時間
(4) その他の使用感

イヤホンにおいて重要な音質は今回比較しない。私があまり重要視していないのと、上記2つのイヤホンの間に差を感じられるほど音質を気にしていないため。
では早速比較していく。

(1) ノイズキャンセリング機能

ここはかなりの違いを感じた。
まず説明だが、ノイズキャンセリング関連では主に3種類の機能がある。
1つはパッシブなノイキャンで、イヤホンで耳がふさがることによるノイキャン。
もう1つがアクティブなノイキャン (Active Noise Control, ANC)で、ノイキャンと言ったときに思い浮かべる機能がこれだろう。周囲の環境音を打ち消すような音をあえて出すことでノイズが軽減されるというもの。
あともう一つは外音取り込み機能。ヒアスルー機能とかアンビエントモードとか呼ばれる。イヤホンをしていると周囲の音が聞き取りにくくなって困ることがあるので、周囲の音を感知してそれをイヤホンから耳に流すことで周囲の音を聞き取りやすくする機能。

ここで比較したいのはANC機能外音取り込み機能
どちらの性能もJabraの圧勝
まずANC機能だが、例えば道路を走っている車の音はJabraのイヤホンだと6~7割軽減できるが、オーテクの方だと3割減といった感じ。(Jabraの、とかオーテクの、とか言ってるが、それぞれ1種類の、しかも価格差のあるイヤホンを比べていることに注意)
オーテクのイヤホンも換気扇の音とかホワイトノイズ系はさっと消えてくれる印象があるが、物音の類を打ち消す能力はそこまで高くないと感じる。

次に外音取り込みについてだが、オーテクのイヤホンは音がこもる感じがするのだが、Jabraのほうは外音取り込みモードにすると、まるでイヤホンをつけていないかのように周囲の音が自然に耳に入ってくる。もちろんイヤホンしていない時と若干の差はあるが、上記の2つのイヤホンを比べると大きな差があった。

全体としてノイキャン周りの性能は、Jabraを80~90点とすると、オーテクの方は50点くらいな印象。

(2) 装着感

集中したい作業の時などイヤホンを長時間つけるケースがよくあるので、装着感は私にとって重要。
装着感については、上記2つのイヤホンに大差はなかった
イヤホンのサイズがオーテクの方がひと回り大きいが、だからといって耳を強く圧迫するとか、耳から取れやすいとかは今のところ感じていない。
どちらも数時間単位で装着していても耳が痛くなったりはしなかった。
*ちなみにJVCの6,000円のイヤホンだとオーテクよりさらに1まわり大きく感じるし長時間使うと耳が痛くなるので、耳が痛くならない時点で良い装着感を実現してくれているのだと思う。

(3) バッテリーの持続時間

これについてはオーテクのイヤホンの圧勝
そもそも仕様に書かれた持続時間が、Jabraの方は最大5.5時間なのに対し、オーテクの方は最大20時間と4倍弱の違いがある。
実際使用していてJabraは2~3時間で切れていたが、オーテクの方は今のところ数時間つけ続けても切れたことがない。少なくとも10時間くらいは持つだろうという感じ。
ここが自分的に唯一Jabraのイヤホンに感じていた不満であり、オーテクのこのイヤホンに変えて良かった点。
例えば会議や知人との通話で数時間イヤホンを使用していると、Jabraのイヤホンだと途中で切れたりして特にスマホでの通話で不便していたのだが、それがなくなると考えると非常にありがたい。オンライン会議とかでも充電切れを心配しなくて済むし。
バッテリーについてはオーテクのイヤホンに非常に満足している。

(4) その他の使用感

その他の細かな使用感について感じている違いはざっと次のとおり。
- Jabraのほうが接続やモードの切り替えが速い。
- 片耳での使用は、Jabraが右耳のみ可能、オーテクは左右両方で片耳使用可能。この点はオーテクの方が好ましい。
- イヤホンケースは、オーテクの方がひと回り大きくてポケットにいれると目立つ感じで、さらにフタをあけた状態での安定感が悪いが、手触りはオーテクの方が好き。
- イヤホンのモードのボタン切り替えは、一番よく使うノイキャン周りの切り替えがオーテクだと長押しなのが若干不満。jabraだと1回押しで変えられたし上述の通り切り替えのスピードも速かった。オーテクのボタンはイヤホン上部の突起を押す感じで、Jabraのほうはイヤホンの側面がボタンになっている(ゲームのコントローラで言うと、オーテクのボタンはLRボタン、Jabraは〇ボタンとかAボタンとかの感じ)。これは好みが分かれそうだが、個人的にはどちらも大差は感じない。Jabraの方ボタンを押すとイヤホンが耳奥に押し込まれるかたちになるので、ちょっと押しづらいこともあったが、指一本で簡単に押せるのは良かったので一長一短かな。
- 専用アプリについてはあまり使わないため比較できない。イコライザ等もほぼいじらないので、使い勝手などの違いはわからない。

まとめ

記事を書いた2023.12.13現在ではざっとこんなところ。
全体としての評価は、Jabraを90点の満足度として、オーテクは60~70点の満足度
バッテリー以外のほぼすべてでJabraの勝利(または引き分け)だった。
もちろん価格帯が違うアンフェアな比較であって、メーカー間の性能比較ではないことだけ注意されたい。
またオーテクの方を使いこんで気になる点が出てきたら追記したい。

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