通帳60冊の医師が明かす銀行の光と闇

連載名
ドクターbruの全力人生
タイトル
通帳60冊の医師が明かす銀行の光と闇

皆様、こんにちわっ!!ドクターbruでございます。
 多数の銀行との取引を持つ私の視点で、現在の銀行の世界を皆様に紹介をさせて頂きます。特に厳しい状況にある地方の信用金庫さんのエピソードも交えながらお金の貸し借りといった関係だけでは終わらない、「義理人情」を皆様に伝え、私という人間を知って頂ければ良いかなぁと思っております。
◆最近の金融業界の悲惨な状況について
 不動産投資関連で、現在、私は33行とお付き合いがあります。神奈川の地方銀行で私の会社2社が1つの銀行と取引があるところはありますが、それ以外は基本的には1社・1銀行でございます。(巷で言うところの多法人スキームでございます。)
都市銀行、地方銀行、信用金庫など様々であります。なんとっ!!個人・法人合わせて通帳は50冊にも及びます。
かつては華やかだった銀行の世界も今は大変でありまして、預貸比率を上げるために一般の我々のような投資家に一時期(5-7年前)は凄い勢いでお金を貸していました。
都市銀行は様々な投資先があるため、安泰ではありますが、地方銀行、信用金庫は本当に悲惨な状況でございます。貸し出す先がなくて、貸し出す先があっても低金利のため、金利分を商売として取れない状況なのです。私の銀行担当者は毎月の給与が30万円前後とそれ程多くない中、投資信託や生命保険をお客様に売るようにノルマ(毎月いくら加入させなさいとか。)を課させられており、大変な状況です。
そのような中、医師は安定的にお金が入ってくるため、銀行からしたらお付き合いをしたい上位の属性でありまして、何なら開業でもしようものなら、開業資金には1億円までなら軽く融資しますといった調子の良い銀行が多い状況でございます。ただ、近年はそんな医師にすら不動産投資という観点では融資が非常に厳しい状況でございます。
 なので、不動産業者さんの言われるがままに物件を銀行に打診し、不動産融資が厳しいからと言って、融資が今は出るノンバンク系の金融機関に打診依頼、融資額が伸びず・・・。。。そこから、金利が高い銀行でフルローンに近い融資額で妥協してしまうのも困ったものです。

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