買った物件を売却するということ・・・

連載名
ドクターのドクターによるドクターのための不動産投資
タイトル
時間がかかりそうで心配

 時間がかかりそうで心配というそこのアナタっ!!ならば、購入した物件をすぐに売却して、短期転売して利益を得ようではありませんか!!

買った物件を売却するということ・・・ペナルティと抵当権抹消と、、、信用低下

 時間がかかりそうで心配なら、短期転売してすぐに利益を確定、キャピタルゲインを狙いましょう!とシンプルに考えましたが、皆様これは同意を頂けますか?もしこれをやるならまずはキャッシュで200万円程度の物件を購入してみて、そのまま家賃収入が入る状況で、「持ってよし」「売ってよし」のフェーズで高値で売りを仕掛けましょうか。普通、ローンを引いて、レバレッジをかけて短期転売をすれば大きな利益(数千万円)を得られると皆様は考えるかもしれませんが、通常銀行は、短期転売で利益を出そうとする輩、つまり投機?目的(と銀行側が怒って言ってきます。)の投資用不動産の購入に対しては融資をしてくれません。百歩譲って彼らが売却を許可する場合(許可するも何も彼らにそんな権利はございませんが・・・笑)は、債務者が仕方なく売却しなくてはならない特段の事情がある場合か、金利を高くして最初から、本部もそれを承知で貸す場合の2つだと思っています(あるいは既存の取引あるお得意さんであれば、低金利でもそれをさせてあげる場合もあるでしょうし、不動産業として事業をしている法人ならば勿論可能ですね。)。
私の融資を引いた群〇銀行さんの中古区分バルク案件(分譲マンション)があるのですが、21部屋まとめて購入したのが2017年5月で、1部屋当たりの残債が当時1,270万円くらいでした。売却価格が2019年7月で2,150万円でして、手付金100万円は先に頂きました。実は残債利回りも8.5%で賃貸中のお部屋でした。つまり、持っていても利回り8.5%で家賃が入ってきますし、売却しても、2,150- 1,270= 880万円のキャピタルゲインが得られますのです。保有していた2年間で家賃収入が9.5万円×24か月= 228万円、元金返済や金利支払いや修繕積立金、マンション管理費、固定資産税にだいぶ消えていったとして、まぁインカムゲインもある程度はプラスになったイメージですね。

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