新潟県に行って感じたこと〜県庁インターン〜

新潟県庁最上階からの夜景

こんにちは、医学科3年のみっちゃん(https://twitter.com/mittyan_Dr)です!
今回は、私が新潟県庁インターンに行って感じたこと・学んだことを備忘録的に残します。皆さんの参考にもなれば嬉しいです。

新潟県に行った目的

私が、今回新潟県にいった目的は「行政で働く医師の姿をみるため」です。

医師といえば、病院で働く臨床医や大学や研究機関で研究する研究医などがよくあるキャリアです。私も、医学部に入った当初はそれくらいの道しか知らず、みんなと一緒に臨床医になるんだろうなーとぼんやりと思っていました。
しかし、医学部入学後に医師という職業の様々な可能性を知り、このまま何も知らず臨床医になってしまっては後悔すると思いました。

私にとって医師になることは、「患者さんや私の周りの人を健康に幸せにする」という目的を達成するための手段であることを忘れたくないと常々思っています。この目的を達成するための思考を止めず、日々考えていくためのその一つの取り組みとして、今回新潟県に足を運ばせていただきました。

新潟県庁インターンで経験したこと

新潟駅近くでインターン生と一緒に食べたお寿司

今回の県庁インターンで経験できたことは大きく3つあると思っています。

1.様々なミーティングをみさせてもらった
2.医系技官の仕事を体験できた
3.人との出会い
の3つです。

1.さまざまなミーティングをみさせてもらった

行政の現場では刻一刻と状況が変わっていきます。

私が県庁にいった時には、医療に関わる課題だけでも
特に新潟で鳥インフルが流行していたり、
マスク着用義務がなくなったり、
来年度の初期研修医の研修制度について
と様々な問題が議題に上がっていました。私はこれらについてのミーティングに参加させていただきました。

松本部長は、1日という限られた時間を割り振って、それぞれについてのミーティングをし、部下たちに仕事を割り振り、すごいスピード感で日々様々なことについての決定がされていきました。

松本部長自身は、それぞれのプロジェクトに関してあまり仕事は抱えず、状況確認→整理→意思決定という部分に注力されているようにみえました。これだけ多くのプロジェクトを同時進行できているのも、このリーダーシップの取り方によるものだろうと感じました。

2.医系技官の仕事を体験できた

1週間という短い期間であるにもかかわらず、医系技官の仕事を少し体験させていただきました。

新潟県庁に務める医系技官の仕事は、新潟県の医療分野を日々良くしていくことです。そのため、新潟県の医療課題について日々考え、出てきた課題について解決に向けて動いていきます。
しかし、その課題が本当に課題なのかどうかということをきちんと確かめないといけません。この確認作業をタスクとして割り振られ、携わらせていただくことができました。

日本全国のデータと新潟県のデータをエクセルで整理し、グラフにし…(同じ時期にインターンにきていた方がやってくれました。今後は統計頑張ります。)という感じで、きちんと直観的に課題と感じた部分をデータとして示すことができるかどうかを確認しました。

すると、意外と課題だと思っていた部分が課題ではなかったりと予想外の結果が出てくることもありました。課題検証の重要性を感じました。

3.人との出会い

私にとっては、この部分での学びが一番大きかったです。

厚労省から新潟県にきている松本部長、県庁所属の公衆衛生医師である松澤先生、同じ時期にインターンに参加している同年代の医学生や看護学生との出会いがとても大きな刺激になりました。

特に、最終日にお時間をいただいて松澤先生に聞いたお話が印象に残っています。
公衆衛生医師の面白さや苦しさ、地元に対する思い、なぜ厚労省ではなく県庁なのかなど、聞いていて私も松澤先生のようになりたい!と思いました。

また、同年代のインターン生との出会いもとても刺激的でした。
私と同年代にもかかわらず、起業している人もいれば、広い視野を持って日本や世界の未来のことについて考えている人もいれば、すでに医系技官を目指して活動されている方もいたり、他にもたくさんのいろんなバックグラウンドを持つすごい方々がきていました。
そんなメンバーに囲まれ、1週間皆さんの考えや目指しているものなどを聞きながら、県庁インターンというとても濃い有意義な時間を過ごすことができました。この時間は私の人生観が180°変わる1週間でした。


感想

新潟のゲストハウスで出会ったわんこ

今回の新潟県庁インターンでは、最初に思っていた以上の収穫を得ることができました。
松本部長は「このインターンではこういったことを得られるという確約はできないがそれぞれが何かを持ち帰ることができるはずと思って始めた」ということをおっしゃっていました。
確かに、参加しているメンバーそれぞれで目的も違えば、どこに興味を持つのかも違っていて、得られるものが違っていたと思います。

私は、上に書いたようなことを思い、持って帰ることができました。

皆さんも県庁インターンに限らず様々なことを経験してみると、思ってもみないことを学び得ることができるとおもいます!


謝辞

新潟県庁でお世話になった皆様方、インターンを受け入れてくださった松本部長、時間をとってお話を聞かせてくださった松澤先生、ホームステイでお世話になった堂前先生、新潟大学の学生様、この場を借りてお礼申し上げます。大変お世話になりました。
このインターンで得たことを忘れず、これからも勉学に励み、社会に貢献できる人材になれるよう努力を続けたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?