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世界一周と就活

自己紹介


初めまして、アキヒロといいます。
満24歳男 大学院2年生です。
僕は、大学院に入学してすぐ、大学を1年間休学し世界一周に行ってきました。(実際に旅行したのは9月~3月で4月~8月は旅行資金をためるために働いていた。)
世界一周した僕の就活で感じたことを文章にしました。

暇すぎて、オナニーばかりしてしまい、テクノブレイク寸前な方は、一旦激しい上下運動の手を止め、(下ネタごめんなさい)
僕の駄文に付き合っていただければ、感謝感激雨あられです。

本文


「世界一周に行ってきました」
就活の面接で世界一周のことを自己アピールすると、面接官に毎回聞かれる質問がある。それは「なぜ、世界一周をしようと思ったのですか?」
という質問だ。

なぜなのか、面接官は同じような質問をしてくる。
(就活生にまるで興味がないような態度をとりながら偉そうにしている)

はっきり言って、返答に困る。
答えは「わからない」だから。
本当に聞かないでほしい。

でも、面接で「わかりません。理由は特にありません」では、イメージが悪いし、こんなところで、正直を貫くほど、子供でもないつもりなので、
「世界一周をした理由は・・・・・だからです。」と、ありきたりな答えに終始してしまう。


特に面接官は、世界一周には何か目的があり、ビジョンがあって出発したんだと思っていそうな人が多い。そして、世界一周は人を成長させると信じて疑わない。
(実際にはそうではないのかもしれないが僕はそう感じる)

はっきり言って、世界一周に目的なんてものはないし、自己成長を目的に旅行をしていたわけでなないので、世界一周をする理由なんてものは、就活用、他人に納得してもらうためだけの、後付けでしかない。

ではなぜ、世界一周という行動を起こしたのかというと、2年半前に「自分の行ったことのない場所に行きたい」という感情が沸き上がった。
これがすべてだと思う。


これは、決して僕が何も考えないまま出発したからではない。
自分の中で、世界一周をしてみたい理由はさんざん考えた。       考えた結果がこれだった。

理由を考える過程の中で、自己成長したい、好奇心を消費したい等、思い浮かぶものはたくさんあった。しかし、世界一周でなければいけなかった理由にもならないし、細切れな理由は、人に説明するのには便利だが、自分の納得には使えない。

これ以上、理由を考えることは、本当の理由からどんどん遠ざかって行くようで、辞めることにした。

そして、多分同じようなことは、僕以外の人類にも言える気がする。

人が行動を起こそうと思うとき、何より初めにあるのが感情で、次に理由を考える。「行きたい」「やりたい」などの欲望が先に来て、そのあとに自分に説明するために、他人にわかってもらうために理由を後付けしている。

だから、
僕は、人が起こした行動に対して、理由を聞くことには意味がないと思っている。答えてくれたとしても、それは本当の意味での理由ではないし、説明用に考えられた後付けでしかないから。

もし理由を聞くことがあったとしても、それは本当の意味で理由ではなく、その人が何を言っているのか、何に興味を持っているのかを知り、
パーソナリティの一端を認識ことを目的にするべきだと思う。


しかし、だとすると、
面接官が聞いてくる、「世界一周の理由」とやらは、本当の理由を知りたいのではなく、僕のパーソナリティを知りたいのだとすれば案外、的外れではないのかもしれない。

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