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ねこ来たる

9月7日
その日は突然やってきた。

以前から「猫を飼う」という願望がかみさんにはあった。おいらも飼うなら猫かなあ、ぐらいは思っていた。どれくらいの本気度かは最初よく分からなかったのだが、「猫の飼い方」的な講習会に行ったり事前準備だとケージを購入したりしているとやる気モードは満々である。タイミングが合わずに譲り受けられなかった黒猫がいた。そいつが可愛らしかったので毛色の選択肢は黒猫一択となった。
9月4日、保護センターに黒猫がいるので譲り受けようかと思うとかみさんが言ってきた。そして3日後、そいつは我が家にやってきた。

まだ4ヶ月ほどの雌の子猫である。かみさんが保護センターで登録をしてきていたので名前は「サブリナ」に決まっていた。おいらは「ですとろい」を推したのだが即却下。

「サブリナ」の由来はこれ↑

初対面は「にゃー」、直後に「シャーッ」。
即威嚇である。以後、顔が合うたびに「にゃー」「シャーッ」を繰り返す。飯を食わない。スプーンで与えるとなんとなく食べる。まあいきなり違う環境に放り込まれりゃあそうだよなあ。小刻みに震えてるし。本当はあまり覗き込んだりしない方がいいようで、基本的にほっとくのが正解らしいのだが…

まあ見ちゃいますよねえ。

翌日、帰宅して覗き込むと「シャーッ」。
震えはしなくなった。少しずつ慣れてはきているようだ。おやつを与えると食べはする。ボロボロこぼすけど。トイレも少ししたようだ。まずは一安心といったところだろうか。保護センターで教えられたのか、トイレはその場所でちゃんとやるのですな。

だんだんと餌を自分で食べるようになってきた。
「にゃー」と「シャーッ」の比率は最初3対7ぐらいだったが半々ぐらいになってきた。なによりも良かったなと思ったのは耳が立ってきたこと。警戒していると耳は寝る。スターウォーズのヨーダみたいな感じになるのだ。それが日に日に立ってきた。慣れてきた証拠である。

なぜ顔がのめり込んでも平気なのか

我が家にやってきて一週間ほどたつと、突然「シャーッ」はなくなり、「にゃー」ばかりとなる。
それはそれで面白くないので、日々かみさんといかにして「シャーッ」と言わせるかの作戦会議を行うが、すっかり言わなくなってしまった。

それにしてもいなばのチュールの威力はすごい。袋を出すだけで大興奮だもの。嫌いな猫はいないんじゃないかというぐらい。


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