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映画「すずめの戸締り」を観たんです

見て参りました、

映画『すずめの戸締り』。

入場者プレゼントとして小冊子「新海誠本」の配布も決定。全国合計300万人分限定となっている。小冊子には、物語の原型から作品の意図、そして葛藤まで、監督自身の言葉でつづられた、『すずめの戸締まり』の企画書全文に加え、新海監督の独占ロングインタビューや、新海監督×原菜乃華(ヒロイン・岩戸鈴芽役)×松村北斗(「閉じ師」の青年・宗像草太役)による鼎談インタビューなどを掲載。
https://www.oricon.co.jp/news/2255022/full/

これです。

先ずですね、この小冊子が秀逸でした。

『すずめの戸締り』企画書前文と言う形で企画書の一部、新海誠監督の言葉が載っています。

監督の企画意図
内容
ターゲット


勿論、大ヒット映画を過去に作っている監督が書いている企画書なので、受け取る側=出資者・プロデューサー・配給会社は、「ああ、次回作はこういう感じね」という感じから読み始めるのだろうけれど、全く関係のないワタクシが読んで思ったのは、

ああ、新海誠監督と言うのはプレゼン能力が非常に高いのだろう

と言う漠然としたものでした。

それほどまでに、彼の文章は明確でかつ客観性を含んだモノに思えたのです。

これって、どの分野においても企画書を書く立場である場合、とても重要な事だと思います。多分、企画部と言う部署でなくても、営業部、宣伝広報部、経営部、はたまた総務部においても何か提案をする場合は必要な事ではないでしょうか?

是非とも若い人には特にこの小冊子を読んでほしいです。参考になると思うんですけどね…。

さてさて、映画の方ですが、あらすじはこんな感じ。

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。

彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、
すずめは扉に手を伸ばすが…。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、
草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。

「すずめ すき」「おまえは じゃま」

ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、
草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!

それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。

不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。
旅先での出会いに助けられながら
辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった。
オフィシャルサイトから


既にネタバレというか言われている事ですが、この災害は地震の事で、映画の中では、扉が開くと巨大なミミズが動き出して、大地震が起こると言う設定になってます。

全体的に良い点から書いていこう!

いつものように背景の映像美は相変わらず素晴らしいの一言。

東日本大地震を経験して母親を亡くした幼い頃のすずめの苦悩の描き方涙涙です。上手い!あざとすぎる?ってぐらい。本当に上手い。

東京でもミミズが動き出そうとするシーンがあるんだけれど、ファンタジーなのに、なんとも現実的で、多分それは東京の描写がリアルだからなんだろうけれど、ワタクシは怖くなりました。


そして、これこれ、猫のダイジン。カワイイんだけど、ある意味クセが強い。謎大き存在。それを8歳の山根あんちゃんという子役さんがしていたとは…。びっくりです。カワイイし、上手いし。

↑ 他のキャラクター一覧がありました。載せておきましょう、おきましょう。

深津絵里さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、神木隆之介さん、松本白鸚さん。

豪華すぎます。特に、神木隆之介さん。今までと違って?大人の声。まあ、実際には29歳ですからね、大人の声なんですけどね。ある意味、こっちが普通?でもね、なんて言うか彼の声優としての演技力を改めて感じちゃいます。


さてさて、ちょっと気になった点を一つ。

音楽

最初の方の九州でミミズが動き出そうとしたシーンの音楽…。なんか引っ掛かっちゃいました。他はそんなでもなかったんですが、何しろ最初の方だったので…。まあ、ワタクシぐらいですかね、こんな事思ったの…。


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