Day224 手ぶらで、生きる


ミニマリストシブさんの本を読んだ。タイトルは手ぶらで生きる、だ。そもそもミニマリズムとは、物をただ減らしていくことではない。減らした結果、本当に大切なものを強調させることこそが、本当のミニマリズムであるということを冒頭で知った。毎日同じ服を着たり、1日1食の生活をしたりすることで、余計な時間を減らして、自分の本来やってみたかったことに余裕とお金を持って挑戦できる。しぶさんは、布団を持っていないそうだ。まず、固いコンクリートで寝ても、マットレスで寝ても同じ睡眠の質が確保できるという衝撃の研究や根拠をもとに布団を手放すことを進めているが、腰痛持ちの人にはお勧めできないそうだ。というくらいストイックな生活を送っている。ストイックだと私たちは考えるが、やっている本人からすればストイックでもなんでもない。そして1日一食で生活し、冷蔵庫を持たないそうだ。毎日近くのスーパーに行って生鮮食品または保存食を食べているらしい。また、1日3食というのは本当に最近始まったばかりで、江戸時代までは1日2食だった。やたら食べ過ぎなければ、満腹感によって変に眠くなることもないし、食べる絶対量が減れば、1食にかけられる食費も高く設定できる。また、腸内環境を整えることで、健全な身体が形成され、それによって脳も正常に機能し、最終的に正しい判断を下せるため、腸内環境がもっとも大切だと強調していた。環境や付き合う人、狭い部屋に引っ越せなど、多くの成功のノウハウよりも、腸内環境を整えることが大切だと書かれていた。ミニマリストはただただ余計なものを減らす人だと思い込んでいたが、最高に時間とコストを削減したうえで、そこで出た余剰分の金と時間を重要なことにつぎ込む人ということがわかった。


明日もシブさんの本についてまとめてみたい。


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