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子育ての参考にしてほしい本

どーしてあげるのがいいのかねぇ… と子育てしてると悩ましくなることが私には度々あります。
子どもとはいえ、全くの別人格ですから、私も経験したことのある壁にぶちあたったときですら、私と同じ対応策でうまくいくとは限らず、そこはそれぞれに適した対策が必要だと思うんです。

最近の1番の悩みどころは、学校に行かない選択をしている中1の子のことで、何をしてあげるのかいいの? どこからがやりすぎになるのかしら?等々、親がどんなサポートを、どのくらいの距離感でするのがいいのかが気になります。

不登校の理由を大人は探したがります。
問題解決理論みたいなのが不登校でも使えると思っている大人は、理由がわかれば対策できるじゃん!的に考えますから、とにかく理由は?と探したがります。これ、先生方からめっちゃ聞かれます。

数年前の私もそうでした。
原因がわかれば対策ができると思って、私も娘に「どうして行きたくないんだろうねぇ??」とさんざん聞きました。。

でも。
それって部分的には非常に有益で必要な措置につながる考え方ですが、不登校に至ってしまった子どもたちの多くは、いろんな我慢とか苦しみみたいなものが複合的に絡み合った結果として、学校にいけない、或いは行かないという方法で自分を主張しているため、言語化できるような明確な理由って、実はそんなにないんじゃないのかなぁ…って思うんです。

子どもの方は、聞かれたら答えないといけない…って思う子ならば、それっぽいことを答えてくれますけど、そういう子って、その対策をしたら次、次はこれ、次はこれ…と新しい不安や悩みを捻出してくれるようになるんじゃないかなぁ…とか思ってしまいます。うちの娘、そんな感じでした。
もともと不快な方に目が向きがちな子なのかもしれないんですけどね、いけない理由を「なんで?」なんて聞かれ続けたら、自分にとっても不快を見るのが習慣化していくのも当たり前なのかもしれない、とかも思います。

子ども限ったことじゃないんですけど、社会から一時期距離をとってた人たちで、社会に再び参加できてる人こその回復は、「あれ?気づいたから悪いところなくなってたよ!」的な、気がつけば…という感じじゃないかなぁ?
「気づいたら回復してた!」になるには、悪いところにフォーカスするのをやめて、元気になったらどんな楽しいことができる?などのゴールを意識して毎日を過ごしていくと結果につながるというか…、見てる方向をゴールとその先という視点の取り方があってこそ、だと私は考えます。

なので、今回の娘の不登校に関しては、なんで? どうして?という理由は聞かずに、「学校にいきたいの? 行きたくないの?」という問いをした後は、「将来、どうしたいの?」「どんな大人になりたいの?」という話をたまにします。そして、そこから、今することを決めています。

娘は、学校には行きたいそうです。
でも、行きたくない、とも言いいます。

学校に行きたがるのが、学校にいかねばならぬ…という思い込みでそういっているのか、本心から行きたい!と思ってるのかが分からず、何度か深掘りして聞いてみたところ、彼女には向上心というのがあって、そのために自分には学校にいくことが必要なんだ、と本心から思っていそうなこともわかります。

そこで、親の私には何ができるんだろうなぁ…と考えてみたのですが、私、娘のことをあまり理解できてないのだなぁと、感じることが増えました。
娘の自己肯定感がこんなにも低い理由がよくわからないんです。
思春期ってこともいろいろなことが見えなくなってしまう一因ではあるんですけど、親子だから見えないことってあるのだと思います。

人って、誰しも自分がもってる色眼鏡をかけて物事や人を評価してみていますが、親が我が子をみる目には、より度の強い価値観が入った色眼鏡をかけて子どもをみてしまいます。親が良かれと思ってやってきたこのが、その子の生きづらさを助長してしまう思考のパターンのようなものを作ってしまってる自覚があります。

これ、私だけの話じゃないです。
きっとみなさん似たり寄ったりです。。
自分が子どもに価値観を仕込んできたように、私は親から価値観や言動のパターンを仕込まれてきましたし、親もまたその親から…と、そうやって人は血とともに家の文化ともいえる価値観などを繋げてきたんだと思います。

でも、その価値観に対しての反応は人それぞれで、同じ兄弟姉妹であっても、同調するのものいれば、は反発するものいて…という中で、真の自分らしさを獲得したものが、人生を真に楽しむことができる人になるのだと思うのです。

話が逸れてしまいましたが、私は私の娘を自分の色眼鏡でみないことで、娘のために自分のできるのことを探していたところ、まあ、すごい本を持っていたことを思い出したんです。

子どものこととは関係ないことで、なにげなくこの本を読んだら、これは! と思う内容が書かれておりました。

この本、「数秘術という誕生日などから導きだされるその人の持っている数をもとにした占い」という言い方をするのが障りがないのでしょうが、これは占いっていうよりも、人生の羅針盤になるんじゃね?と思えるほどオススメできる一冊です。

マンダラ・ビルソンさんの 「わたしを自由にする数秘」という本でございます。誕生日の月と日を足して出た数を1~9へ変換して「条件付けの数」というのを出して、自分の人生を無意識に支配しているパターンや価値観などをら理解していくという内容です。一般的な「数秘術」の本とはだいぶ異なります。

この「条件付け」というのを理解を、私は購入当初は自己理解のために利用したのですが、今一つ、ピンとこなかったんですけど、友人の数秘を頼まれて読み解いていくうちに、理解が深まってきていました。

そして、今回、娘が生まれ持ってきた質を理解し、娘が娘のもっている資源を有効に使っていけるように、私がどうサポートしてくのか…というヒントになりそうなのです。

娘が持っている「条件付けの数は1」です。
1という数の純粋な質は、「自立、自己受容、自信、イニシアティブ、確信」であり、成熟した「条件付け1」は、物事を先に推し進める優れた指導者であり、一つのことに焦点を強烈に絞り、パワフルに目標達成をしてく力を発揮します。また、先見の明もあるため他者には理解できない可能性を見出したりするので、誰よりも多くのことを達成していける、そうなのです。

しかし、「成熟した条件付けのエネルギー」を発揮するためには、「課題と学び」をこなしてこそ、得られる境地なのだといいます。
これは、自分が幼いころから身に着けた無意識のパターンを意識することから始まります。自分の状況に対して自分の内側をみるということで、自分の行動に責任をとり、ヒーリングのプロセスを開始してくのだそうです。
この本には、その方法が具体的に記されています。

「条件付け1」の人が成熟した状態に至るまでに用意されている「課題と学び」は、「自尊心と自信の欠如」であり「自分は十分に良い存在ではないという根本的な信念の上になりたっている」などでした。
あぁそうか、娘の自信のなさは、こういった理由もあったのか…と深く深く納得しました。それほどに、娘にはなぜか自信がないのです。

また、「原因」や「ヒーリング」の方法、そして「1の子を育てる」というところを読んでみると、今まで理解できなかった過剰では?と思っていた子どもの反応の理由がすっと理解できました。

「条件づけ1」の子どもは、「どんな種類の批判であっても過敏に反応し、非常に個人的にとる傾向がある」と書かれていましたが、娘にとっては「その行動は間違えている」という注意であっても「自分が全否定されてしまった」と、とらえていることを悟りました。

そういえば…
かつて、「条件付け1」をもつ友人を傷つけてしまったことを思い出しました。私は、適切なアドバイスをすることが相手に対する誠意だと思ってした助言を、彼女には受けとってもらえず、以来、ぶあつい壁を作られているのを感じていたのですが、つい最近、その方のSNSをみたときに、その方への助言は、助言者へのリスペクトが大前提として必要で、加えて、否定を一切感じない前向きな言い方が必要なのだと知りました。まさに「1」の方への配慮です。

そんな「1」をもつ娘ですから、「そりゃー気にくわない先生の言葉は入らないよね~」「否定ばっかりしてくるおばあちゃんのことは嫌いになるよね」等々、娘の気になっていたところの謎解きが進みました。

そんなこんなも、「成熟した1」にむかうためのプロセスだと思えば、問題ナッシングです。私は最強の武器を手に入れた気分です(笑)

「条件づけ1」人が「成熟した1」として資質を発揮していくるためには、「自分は十分に良い存在ではないという根本的な信念」を無意識がもっている思い込みであることを理解し、「ありのままの自分」を受け入れることがヒーリングの過程で必要になってきます。
そして、子どもの場合には、その子をサポートする親自身が「ありのままの自分を受容」しながら自分自身のユニークさを愛して受け入れていく姿をみせることが、子どもの真のサポートになっていくようです。
サラリと書きましたけど、親が自分自身の「ありのままを自己受容する」って、なかなかどうして…な難易度ですよね(笑)

でもまぁ、そこはそこで、とりあえず、今日からはじめてみました。
娘ちゃんには、「数秘の勉強させて~」と占いの説明を名目に誘いながら、娘に「あなたはあなたのまんまでいいのだよ」、何ができなくても、何ができても、そういうことが関係なく、「あなたの存在が素晴らしいのだよ。めっちゃ愛されてるんだよ」と、思春期ガールにはやや暑苦しがられそうな母の気持ちを伝えてみました。

本日は、母の真剣さに流されたせいか、いい感じにひびきくものがあったようです(*^^*)

さてさて。
現在、私は娘との時間をたっぷりとれるといういみで恵まれた環境にあります。今後、どんな形で、娘のサポートをしていけるのか、「条件づけ1」を熟読して、実践に活かしていこうと思います。
その様子は、いずれ、またレポートさせていただきます!

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