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息子のため…という建前で、自分の償いのためにやってしまうこと。

午後10時半、帰宅した息子のために、せっせとハンバーグを焼き、白菜のサラダを作った。

これだけみると、良い母さんを醸してる風じなのだが、夕食後に寝落ちして、ついさっき起きたから、こんなことになっているだけなのだ。
息子の分は帰ってから焼けばいい、ちょっと横になってしまえ…と思ってからの今だったりする。

息子はこれから数時間は起きてるだろうが、賢母はこんな時間にこんなものは食べさせないであろう。


息子は、私の親スペックは低い!と、以前から常々思っているようである。

うちには子どもが3人いるのだが、約5歳ずつ離れているため、一人っ子を3人育ててる感じで、それぞれが過ごした環境はかなり違った。

金銭面での余裕や、人的支援なんてのがかなり違うのだか、私の、親として・人としてのスペックが一番違う。
1人目で失敗したことを、2人目で改善し、3人目は上の2人に育ててもらった感じ。
ってことで、裕福さだけは我が家で唯一満喫した長男だが、親としてのスペックがほぼない私に、溺愛はされたが、幼少期に相当痛めつけられている。

スパルタン秀子
小さい頃にうけた非道な行いへの不満とともに、中学生ころさら息子にそう呼ばれるようになった。
おまけに、うっかりが原因で息子に迷惑?をかけまくったようだ。
高校の時は弁当を作るのを忘れる…等のボケをかましまくった上、卒業式に息子のクラスを間違えたなど。
クラスを間違えるくらい大したことないじゃんか…なのだが、このエピソードが彼のクラスメートの間で大盛りしたほどに、私の親スペックの低さは、彼の友人たちの話題に上がるものだったらしい。

今でこそ、息子との距離感はそれなりに…になっているが、彼の中には、私が大嫌いな気持ちと、母への愛というのが混在してる、ように感じる。

そんなこんなを思いながら焼いたハンバーグはどんな味なのだろうか…。

彼のために、心や体が喜びそうな何かをしたいという
気持ちがあってこその食事作りだか、彼が私のところにいるうちに、彼の助けになることを自分のためにしたい気持ちの方が強い気がする。

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息子は好き嫌いが多いゆえ、白菜サラダは残すかなぁ…と思ってたが、綺麗に食べてあった。
これは、地味に、相当、嬉しいぞ^ ^

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