考え方の違う人の話を聴くとザワつく理由。

発達凸凹さんの子育てをする保護者同士でお話しする会というのを毎月開催して、かれこれ6年目になる。去年からはオンラインが中心だ。

それぞれが近況を5分くらいで話をしていくスタイルで、みんなで共有したい内容については話しを広げて少し長めにお喋りしたりする。

よその親の会がどんな進行をしてるのかはあまり知らないけど、わたしは、愚痴に共感するのが得意ではないので、その方の話の中からその人が優れてるところや希望を見つけて簡単にフィードバックする、というのをするのだけど、心がぼこぼこに弱ってる人には、この返し方は受けが悪いのだろうな…と思ってる。

でも、私が主催する会は、愚痴を吐き出す場　ではない。愚痴をこぼしてスッキリ気持ちよくなっていただくことをゴールにはしてない。
だから、愚痴を吐き出したい人は、ほかに言ってくれればいいから、これでいい。

愚痴は必要だ。
愚痴を言ってはいけない！のではなくて、愚痴をいうことで得られる快や、ゆくゆくは、愚痴をいう環境を選んでるのは自分だってことに気づいて欲しいから、愚痴は言った方がいい。
また、愚痴が必要な理由は、自分の求めていることに気づくためのプロセスだから。自分が何を嫌だと思っているのか、ということと、それをヒントにして、何を求めてるのか気づいていくために必要だから、愚痴は本音に近い形で素直に言ってもらえるほうがいい、とも思っている。

しかし。
参加される人は、互いに弱ってるので、人の愚痴が辛い、という。
だから、茶話会にでてもいいけど、あの人な話は聞きたくないから参加したくない、と言ったりする。「負のエネルギーに当てられる…」みたいなスピリチュアル的な言い方をされる人も多いし、「自分はHSPだから気持ちが流れ込んでくるようで辛い」とか言ったりする。

まあ、そんな感じで、なんのかんの言って、茶話会には参加してこない。　
聴くのが嫌だけじゃなくて、自分の話をするのも嫌なんだろうな、とか思ってたりする。
茶話会がメインの会なのに、何年も茶話会に参加しないし、なんのアクションもしない会員さんというのが半数以上だったりする。

会は辞めないのは、
辞める勇気がないだけの人
御守り代わりに継続されてる人
必要なときに必要な情報に繋がりたいだけの人等、いろいろもいるようだ。
どんな形であっても、その方の立ち位置はわたしはから見るとなんとなく感じられるし、どんな場所でも、その人が心地よい位置で参加してくれれば幸いだと思ってる。

今日、月一のオンライン茶話会をした。
ら、非常に久しぶりに、自分が動けなくなるくらいの精神的なダメージを受けてしまった。
午後は気持ちが尋常じゃなきレベルで落ち着かないため、全く仕事が進まず、夜になってもザワつきは治らない。
最初は、このざわつきの理由がわからなかったのだが、「あー、今日の茶話会だ！」と気づいた。

毎回、当たり前なのだけど、それなりに、相当疲れてはいる。
しかし、いいお顔になって解散してもらえた時は、達成感や仲間意識の強化によりドーパミンやオキシトンとかが出てそうなので、疲れよりも幸福感の方を感じる。

が。
今日はやばい。
参加された方のメンタルヘルスの状態がいつもよりも不安定な人が多かった。
のだが、参加者の状態って、実はあまり関係ない。
私がやばかったのだ。
自分が整ってない状態で、進行役をやることの怖さを久しぶりに痛感した。
い、いたい…（ ;  ; ）

人の話を聞きながら、ニュートラルでいられなかったんだよねー。
昨日あった大人の会の人たちの話から、自分がリセット出来てなかったのだ。
負の方向しか見ないパターンを持ってる人たちに向けて、批判的な気持ちが抑えなかったらしい。
可哀想な自分に留まるメリットを無意識に感じてる人を批判してしまう自分を見てみぬふりしたのだ。
自分の本音をみないで、自分の尺で子どもを変えようとする大人にイラついていたのだ。

加えて。
自分が整ってないときは、人から聴くお話の中の誰かに同一化してしまうようで、無意識に自分の過去のキツい思い出に繋がってしまう自分も感じた。

人が人の話を聞いてざわくつのは、その話の中に、みたくない自分の要素を見つけるからなんだと思う。
勝手に自分の尺で良し悪しを評価してしまう。
話し手が悪いわけじゃないのに、そのざわつきのキッカケを起こした人を非難することで自分を守るのだなぁ…とも思った。
全て自分が作り出した反応なのにね。

今はまだ伝わる言葉にできないけど、昨日、今日のもやっとザワっとは私にとって必要な体験だったんだなぁ…という気づきも得た。

こんな在り方だから、わたしに相談する普通の？お母さんが少ないんだなーとも、改めて自覚したし(^◇^;)

まあ、それだけ真剣に人の話を聴いてるって証拠でもあるんだろけどね。
はあーーー、詰まってた！
のが、すこしスッキリ。

.......

という、自分の心を言葉にしてみました。
自分の中で蠢く何かを出してあげたくて…。

読んでくださった方、ありがとうございます。