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ベーコン(風)を作れるようになって感じた人生の不安への対処法

1年くらい前にベーコンのようなものを家で作れるようになって、それ以来ベーコンは買っていません。材料は豚のかたまり肉、ハーブ、自家製〇〇麹(塩麹、にんにく麹、ソフリット麹なんでもありです!)

作り方は、かたまり肉にハーブと自家製〇〇麹をすり込んで、半日くらい寝かせてからオーブンに投入。低温(120-130℃くらい)で焼いていきます。香りをもっとつけたい時は、紅茶とか麦茶の出がらしも一緒にオーブンに投入。

こんな感じで、適当に、毎回試行錯誤しながら作っています。今まで買うしか選択肢がなかったベーコンを自分で作れるようになって、漠然とした将来変の不安が少し減った気がしました。何の不安が減ったのかな?これが今日のテーマです。

東京での会話

この不安を紐解くために、東京でバリバリ働く方々とご飯にいった時の話を紹介します。話のテーマは「なんで貯金/投資をして資産形成に励んでいるのか?」でした。

将来は別の仕事をするための開業資金、早く仕事を辞めて趣味だけして暮らしたいという意見もありましたが、一番共感したのが「将来への不安」です。その人曰く、年金がもらえないと思って投資信託で資産形成しているそうです。

とても驚きました。私もまったく同じ「将来への不安」を抱えているのに、それに対する施策への考え方がまったく違うからです。(⚠必ず年金がもらえないと思っている訳ではありません。そういう未来もありえるとは思っていますが。)

私の将来の不安とそれに対する施策

私も将来に対して色々な不安があります。将来の仕事がなくなるんじゃないか、友達と疎遠になるんじゃないか、家族と上手くやっていけないんじゃないか、気候変動がもっと進んで食料危機や異常気象の災害に巻き込まれるんじゃないか、平和な暮らしが維持できないんじゃないかetc

私の思考のクセとして、自分とは遠いところのものに対しても不安を抱えてしまいます。逆に言うと、このおかげで社会問題なども自分ごととして捉えやすく、それに対して行動しようと思えるので、このクセは直したいとは思いません。自分と関係ない部分は切り離して考えて、コントロールできる部分に集中するという考えには100%賛同します。その上で、社会のことも、私は社会の一部なんだからなにかできることがあると考えているのです。

話が少しそれてしまいました。こういう考え方をする私の不安への対処法も「資産形成」です。ただ私の「資産」には、生きていく力を含めています。例えば、料理ができる、野菜を栽培できる、動物を育てられる、家を作れる、服をつくれる、お金を稼げる、あるもので生活できる、助け合える仲間がいるetc 
今すべてをできている訳ではないですが、こういった方向の「資産」を形成したいと思っています。もちろんポートフォリオの中には金融資産も含めていますが、その割合は半分以下くらいのイメージです。

おわりに

年金がもらえなくなるから、金融資産を運用する話に対して、私はもやもやを抱えていました。そのもやもやは、年金がもらえなくなる可能性がある将来への備えは金融資産だけで十分なのか?というものでした。

ベーコン(風)をつくるのにも、豚や麹は購入しています。なので、すべてを自給自足するのは実際には難しいです。だけど、ベーコンを買うよりも自分で出来る領域が広がったことで、とても大きな将来への不安の小さな備えになった気がします。

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