気づいたらバレー部を辞めてワカメを灰にしていた
人は限界になると無理やり何かに自分の生きる意味を見つけ直面する問題から逃避することがある。その対象はペットや宗教など様々であるが、これは私の友人が追い込まれた挙句に一時の感情でワカメに人生を捧げた狂ってしまった話である。
高校時代、新歓での優しい態度に騙されて私と彼は誤っては根暗オタクにも関わらずゴリゴリの体育会系部活に入ってしまった。1年生は誰よりも早く部活に行って準備をし、誰よりも遅くまで掃除をする。先輩や先生には「ヤーッス!」と存在しない挨拶を全力でさせられ、何か不備