noteの"つぶやき"機能の字数制限が140字なのは思考停止の模倣。もっと増やしてほしい。その21

 そもそも「フィクションにLGBTが登場する」ってどういうことなんだろうなぁ……と、ここ数日考えている。

 それなりに見た目やしぐさに現れやすい(或いは"表し"やすい)Tはまあともかく、登場人物がLGBかって作中でわざわざご丁寧に自称してくれていない限り、観客にはわからなくない?
 観客の目線からは、「同性への感情がとても大きい」「百合/ブロマンスっぽい描写がある」「同性相手に”いわゆる恋愛"の描写っぽい描写がある」「同性とキスやセックスをする描写がある」とかは言えても、「それが恋愛感情なのか」「その登場人物はLGBなのか」「その登場人物はLGBだと自認しているのか」あたりまで明言・断定できるケースって滅多にない……と思う。


 ロード・エルメロイII世の事件簿第2話の例だと、作中でさんざんWhy done it?(犯人の動機)が強調されているから、さすがにこれは"百合"ではなく"同性愛者"と言ってもいいと判断したけども、そういう特殊な理由・根拠がない限り、艦これの大井くらい極端なキャラクターでさえ、(こういう真面目な話をするにあたっては)同性愛者・両性愛者と言ってしまうのはマズくないか。

 話を冒頭に戻すけど、つまり観客が「この作品は同性愛者が登場してるよね」って言うとき、作中に明確な根拠がない限りは、百合オタの「このキャラは生理が重いレズ」とかBLオタの「夏目漱石の『こころ』、あれ先生とKはデキてるよね」とかと明確な線引きはない。たぶん。


どこかに含めようとしたけど、うまく入らなかったので直接宣伝します。


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