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富士葵にエールを届ける100の方法 〜無課金(YouTube)編〜

■はじめに

応援している人のために、何かをしたい。その想いは「推し」という言葉を経て、今では広く「推し活」と呼ばれるようになりました。

2021年12月8日で活動4周年を迎えるバーチャルYouTuberの富士葵。彼女はYouTuberであると同時に、アーティストとして歌手活動に励んでいるほか、タレントとしてテレビ出演や企業タイアップなども行っています。

そんな富士葵ちゃんを応援するために、私たちに何ができるのか。前回の記事では「〜課金編〜」と題して、お金を使った応援の仕方をまとめました。

したがって今回は、お金を使わず、かつほとんど労力も伴わない応援の方法をご紹介します。この記事を読みに来てくださっている皆さんなら「何をいまさら当たり前のことを」と感想を持たれる項目が多々あるかもしれませんが、その「当たり前」のことが、応援されている側にとってはどれほど「当たり前でない」ことなのかも、私なりの視点でお話できればなと思います。

※本記事はファン主催の企画『富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2021』に参加し、寄稿したものです。クリスマスまでの間、葵ちゃんに関する様々な記事が公開予定なのでぜひ読んでみてください。また、記事の提供者としての参加も絶賛受付中です。

■推し活はビュッフェ式で

これから様々な応援の仕方をご紹介します。しかしながら、これらは全て「やらなければならない」ものでは決してありません。一番大切なのは、最初に書いた「応援している人のために、何かをしたい」という欲求です。その欲求を満たすためのひとつの手段として、この記事を書いています。

食事に例えるとすれば、「推し欲」に飢えてお腹ペコペコになっている方に「こんなのがありますよ」と色々な料理を並べているイメージでしょうか。皆さんは自分の口に合うものを、好きな時に、好きな組み合わせで、好きなだけ食べていいのです。口に合わないものや嫌いなものは、わざわざ取りに行くことはありません。お腹がいっぱいになったのなら、少し休憩を挟んでもいいでしょう。たまには他の料理をつついてみると、意外な発見があるかもしれません。飲みすぎ・食べすぎは、身体を壊すので要注意です。

次項からは「この料理、実はこんなに良い働きがあるんですよ」といった具合に、皆さんがいつも食べているものがより美味しく感じられるよう、これから食べようとしているものにより興味が沸くよう、心を込めて書いていきます。

■YouTubeで応援!

まずは葵ちゃんの主戦場とも言えるYouTubeを使っての応援です。こちらでは私なりの視点で「葵ちゃんが喜ぶ」「葵ちゃんの実益になる」という2つの基準でご紹介していきます。

ここでの実益とは、主に『YouTubeのアルゴリズムに評価される』ことを指します。YouTubeのアルゴリズムとは、簡単に言うと『関連動画を紹介してくれるAI』みたいなものです。ネコの動画で癒された人に新たなネコ動画を、料理動画でお腹を空かせた人に新たな飯テロ動画を持ってきてくれる存在のことです。曲のタイトルを検索した時に、葵ちゃんのカバー動画を検索上位に持ってきてくれるのも、アルゴリズム君の仕事です。

YouTubeを利用しているアクティブユーザーは日本だけでも6500万人、世界で見れば20億人います。アルゴリズム君に葵ちゃんを布教することで、上記の人々に対し、ことあるごとに「富士葵はいいぞ」と紹介してくれるようになります。格闘技の試合を見ていたはずの人が、気付けば葵ちゃんの瓦割り動画を見ていた、なんてことも可能になるのです。そこから他の動画を見たり、葵ちゃんのファンになってくれたら素敵ですよね。さあ、一緒にアルゴリズム君に葵ちゃんを布教しましょう。

①チャンネル登録をする

葵ちゃんは『Aoi ch.』という名前でYouTubeのチャンネルを開設しています。デビュー最初期はまっっっったく登録者数が伸びず、1ヶ月も経たずとしてこの世からAoi ch.消えてしまう可能性もあったそうです。そんな大切な指標となるチャンネル登録者数は、葵ちゃんに限らず、YouTuberが世に示すデータとして最もメジャーなものの一つです。この数が多いほどアルゴリズムからも「人気がある=高品質=オススメしやすい」と評価され、関連動画や検索欄の上位に載りやすくなります。

また、葵ちゃん側からはいつ誰がチャンネル登録したのか、YouTubeStudioという編集・解析ソフトの通知で分かるようになっています。「この人、最近Twitterでリプくれている方だ!」みたいに喜んでくれるかもしれませんね。

②動画を視聴する

生放送やファンブックなどで過去の話を聞いていると、なんの後ろ盾もないゼロから始めた葵ちゃんだからこそ、1回の再生数のありがたみを知っているように感じます。頭を抱えながらひねり出し、入念な準備をして撮影に臨み、何度もリテイクをして、字幕や効果音やサムネイルを仕込み、やっとの思いでアップロードした動画。それが「届いた」と最初に実感できるのは、リロードをして再生数が回った瞬間です。アルゴリズムとしても、多く再生されている動画は評価されやすい傾向にあります。だからといって沢山の動画を開始数秒で切り替えてしまうと「すぐに飽きられるつまらない動画」の烙印を押され、評価が下がってしまうので要注意です。

③高評価を押す

最初に「届いた」ことを実感できるのが再生数ならば、最初に「良かった・面白かった・感動した」という手応えを感じられるのが高評価ボタンです。現実世界で例えるのなら、お芝居で幕が閉じる時や、ライブで歌い終わったあとに巻き起こる拍手のようなイメージです。意外と押し忘れたり軽視しがちですが、このように考えてみると、非常に大切な行為だということが分かります。アルゴリズムの評価としても重要な指標で、どれほど人気のあるYouTuberでも、必ず最後に「高評価とチャンネル登録よろしくお願いします」といった旨のメッセージがあるのもそのためです。

④コメントを書く

無事に動画が届き、たくさんの拍手も受け取った。拍手の次は、歓声です。「ここが良かった」「ここで爆笑した」「ここでジーンときた」「全体的に謎すぎる」などなど、葵ちゃんたちが心を込めて作った動画を、言葉で労う時間です。

人によっては「葵ちゃんたちが意図していない、間違った感想を言うのが怖い」という人もいるかもしれません。ご安心ください、それは杞憂です。そもそも葵ちゃんたちは、答え合わせをするために動画を出しているわけではない、と私は感じています。むしろ予想外の反応があれば「そういう見方や考え方もあるのかー!」と、喜んで次に活かそうとする前向きな貪欲さを持っているとさえ思っています。悪意をもって侮辱的な表現をしないのであれば、全てのコメントは、対等な価値を有しているはずです。アルゴリズムもコメントが多い動画は「多くの人に言及される、価値のあるもの」と評価をします。軽率にコメントしましょう。

⑤コメントへのいいねを行う

こちらもアルゴリズム的に評価されやすいのと、コメントを書いた人が「なんか気持ちいからまた書こう」とヤル気を出すのに効果的です。

⑥広告を視聴する

葵ちゃんの動画を視聴中に流れる広告を規定時間見ると、広告主→YouTube→Aoi ch.へと、広告費が支払われます。また、広告の視聴時間が長い動画は、アルゴリズムから「こいつぁ良い金ヅルになるぜェーーッ!」と、評価が上がる場合もあるそうです。

⑦プレミア公開に参加する

一部の動画は、プレミア公開(生放送のように同じタイミングで動画を視聴し、チャット欄にコメントを行える状態)されることがあります。葵ちゃんの場合は歌動画のプレミア公開が多く、また葵ちゃん本人もチャット欄に降臨することが多いです。賑わいがあればそれだけ葵ちゃんも嬉しいでしょうし、アルゴリズム的にも「大勢が待ち望み、期待されている動画」と評価します。

⑧生放送をリアルタイムで視聴する

見る人を驚かせ、楽しませようと準備したものが沢山の人の目に留まるのは、それだけで嬉しいことでしょう。また、動画の場合は画面の近くに総再生回数が表示されますが、生放送中はそこが視聴者数に変わります。視聴者数が多ければ、アルゴリズムは「動画もいいけど、いま面白そうな配信やってるよ」と関連動画に上げてくれるようになっています。

⑨生放送中のチャット欄に書き込む

生放送の醍醐味は、筋書きのない進行を見守るライブ感と、配信者との相互交流にあります。限定生放送のように少人数でまったりと過ごす時間を除いては、チャット欄が盛り上がっている状態はポジティブに捉えられる場面が多くあります。視聴者数と同様に、コメントの勢いもアルゴリズムの判断材料となります。

⑩生放送に高評価をする

こちらも考え方は動画の場合と同じです。労いの意味も込めて、忘れずに押すと良いでしょう。

⑪アーカイブを視聴する

生放送が終了すると、多くの場合はそのままアーカイブとしてチャンネルに残ります。アーカイブになった生放送は、扱い方としては動画と同じです。高評価・コメントなどを残すと、あなたの思いを辿って、いつか誰かが葵ちゃんを見つけてくれるかもしれません。

以上が、YouTubeを使ってできる応援の一例です。皆さんが普段から何気なく行ったり見逃していたことには、実は大きな意味があったりします。指先ひとつで出来るからこそ、心を込めて行うと気分が上がりますね。もし「こんな方法もあるよ」というアイデアがあれば、ぜひこの記事をシェアした際やコメント欄で教えて下さると嬉しいです。

また、もし今後「あれ、もしかしたらコレって、葵ちゃんやアルゴリズム君に良いかも」といったことがあれば、ぜひとも実行してみてください。そのワンアクションが、葵ちゃんと新しいファンとを繋ぐ架け橋になるかもしれません。

■魔法の指先

私はずっと前から、葵ちゃん、というか『富士葵』を取り巻く様々なコンテンツを、大きな舞台や劇場のようなイメージで捉えていました。現実ではディスプレイ越しに葵ちゃんを見ているのですが、心ではいつだって、劇場内の最前列で葵ちゃんのことを観ているつもりです。記事の中で「拍手」や「歓声」といった表現を用いたのは、その名残からです。もし同じように思っていたり、なんとなく共感できるような方がいらっしゃれば嬉しいです。

さて、この記事が公開される2021年12月7日は、葵ちゃんの4周年記念ライブがYouTube上で無料開催されます。アーカイブには残らない、一夜限りの追想曲。皆さんと一緒に、拍手と歓声で葵ちゃんの4周年をお祝いできれば幸いです。

■【 #富士葵4周年記念 】いつもありがとう!LIVE Ricordanza ~追想曲~【富士葵】 


……ええっ!? 

「アーカイブが無いことを知らずに見逃しちゃった」だって!?

ご安心ください。この日のライブではありませんが、2022年1月9日までの期間限定で、葵ちゃんの2ndソロライブ『シンビジウム』の映像を見ることができます。円盤化されていない激レア映像なのでぜひお楽しみください。

■富士葵2ndソロライブ『シンビジウム』 #YouTubeMusicWeekend vol.4 Edition


……ええ!?

「期間限定とは知らずに見逃しちゃった」だって!?

ご安心ください。Aoi ch.には過去のライブ映像のダイジェストやミニライブのアーカイブが多数あります。YouTubeの検索欄で「富士葵 ライブ」と入れるだけで、訓練されたアルゴリズム君が瞬時に希望以上のものを用意してくれるのです。忘れていた高評価や過去動画へのコメントが出来るあなたの指先は、いつだって時空を越えて葵ちゃんにエールを届ける、素敵な魔法が込められています。

■おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

本当はTwitterでの応援も書こうと思ったのですが、色々と書いてたらYouTube編だけで5000字を超えてしまいました。『Twitter編』および最終章(予定)の『クリエイティブ編』は近いうちに書こうと思いますので、よろしければまたお付き合い頂けますと幸いです。

また、冒頭で書いた通り、本記事はファン主催の企画『富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2021』に参加し、寄稿したものです。

おかげさまで、空き枠は残すところ1/3となっています。きっと今日の記念ライブや、明日の4周年当日のお祝いで、葵ちゃんや歌劇団から沢山のメッセージが発信されることでしょう。その熱に触れて「自分も何かしてみたい」となったのなら、ぜひ本企画に参加してみてください。

思いを伝えるために一番大切なのは「応援している人のために、何かをしたい」という欲求です。ゼロからYouTubeを始めた葵ちゃんなら、あなたのゼロからの決意と挑戦のスタートを、きっと誰よりも応援してくれることでしょう。


2021.12.07

文責:どぅー

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