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【寄付が体験となる】世界のクリエイティブな寄付アイデア

みなさん。こんにちは。
非営利団体さんのファンドレイジングをお手伝いする身として、日々寄付に関する話題を追っています。間接的ではあれど、何か自分達も社会に還元できないかと模索していますが、今回は世界の寄付キャンペーンの中でも特にそのアイデアとクリエイティビティが秀逸な取り組みをいくつかご紹介できればと思います。
ハッとさせられるようなアイデアが盛りだくさんで、自団体のファンドレイジングの参考になればと思います。

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クレジットカードでパンを切る?それが寄付となる

人々が行き交う駅や空港に突如設置された巨大なデジタルサイネージ、こちらは世界初のクレジットカード寄付対応のデジタル広告です。
"Feed them(飢えを満たして)"と書かれた映像の中央にカードをスライドさせると決済が行われ、寄付金がペールで飢餓に苦しむ人々の支援に使われます。
まさに寄付を一つの体験に変えることに成功した事例の一つでしょう。

実際の広告はこちら


飛行場のセキュリティゲートで小銭を寄付?

人道支援団体 赤十字は、飛行機に搭乗する際のセキュリティゲートに寄付のトレイを設置しました。
危険物の持ち込み検査をする際の金属探知機の前では、誰もがポケットの中を探ります。そんな時、思わぬ小銭が入っていた。なんて経験がみなさんにもあることと思います。

そうしたふとしたタイミング、ふとした小銭を実にスムーズな体験の一つとして“Your change is welcome here. Donate it.(お釣りは大歓迎です。寄付してください。)"と書かれたトレイをさり気無く置くことで成功に導きました。

寄付に慣れていない人にさえ、思わず寄付をさせてしまうとても秀逸なアイデアですね。

参考:

ホームレスを模したQRコード?

路上生活者を支援するイギリスの団体Simon on the Streetsは、人通りの多い路上の様々な箇所にホームレスを連想させるような薄汚れた毛布、ゴミ類と共にダンボールに記載したQRコードを設置しました。
まるでホームレスがそこで座り込んでいるような様相です。

このQRコードは手持ちのスマートフォンで読み込むことで、世界最大の寄付仲介サイト"JustGiving"の寄付ページへ遷移します。
まさにこちらも人々のアテンションを強力に奪い、問題提起と支援への呼びかけが体験としてセットになった素晴らしい試みでした。

参考:PR EDGEより

多くの広告賞を受賞したインタラクティブ広告

カナダのアルツハイマー病患者の支援団体"Société Alzheimer"による、アルツハイマー病患者特有の症状をWeb上で疑似体験できるインタラクティブ広告になります。
アルツハイマー病は、進行とともに記憶障害などが進む認知症として知られていますが、特に「短期記憶(少し前に体験した記憶)」が思い出せなくなるという症状が現れます。

当団体のバナーが表示されているWebサイトを訪問し、ページ内を読むために一度ページの下部へ移動した後、読み飛ばしてしまった箇所をもう一度確認しようとページを上部へスクロールすると、なんと広告以外の表示物が全て消えてしまうのです。
まさに短期記憶が抜け落ちてしまうアルツハイマー病を疑似体験できるプログラムになっています。
実際の症状と自らの体験がクロスオーバーする非常に秀逸な広告ですね。

参考:MarkeZine(マーケジン)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は寄付や啓発が体験となり、強烈なメッセージを心に残す秀逸な寄付募集のアイデアを紹介しました。
ただ単純に寄付が必要だからお願いします。だけでは人々は簡単には行動してくれないでしょう。ほんの一捻り、アイデアを加え能動的なアクションを促せるような工夫があればそれは大きな話題となり、飛躍的な成功を収めることができるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。それではまた。

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