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新メンバーのご紹介|小澤祐介

2021年9月1日付にて、新メンバー小澤祐介さんがDNXにジョインしました。

小澤さんは、大学院修了後直近まで三井物産に勤務。大学時代から環境の分野で研究し、三井物産でもエネルギー、インフラ領域に携わっていたほか、小売セクターでスタートアップ投資や事業開発に携わるなどで活躍されました。今回、次のステップとしてベンチャーキャピタル・DNXへご参画いただきました。

総合商社で培われたマルチな業務遂行力と、昨今注目と期待があつまるクリーンテック・エネルギー・インフラ・環境の領域での幅広い経験と知見、そしてベンチャーキャピタリスト・スタートアップ業界へのキャリアチェンジに対するまっすぐで強い想いをもって、投資先スタートアップにもたくさんの価値提供をして頂けることをチーム一同、歓迎しています。

今回は、小澤さんのこれまでのお仕事のお話、今回のキャリアチェンジに対する想いなどを伺いました。


小澤祐介
東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻卒業後、三井物産プロジェクト本部にて中南米地域の水インフラの開発や現地事業会社の経営管理及び支援に従事。その後、同社流通事業本部にてファッション分野の新規ブランド・プロジェクト立ち上げやスタートアップ投資を経験し、エネルギーソリューション本部に異動。エネルギーソリューション本部ではクリーンテックや産業ソリューション分野の新規事業立ち上げやスタートアップ投資・買収に従事。2021年9月にDNX Venturesに参画。

総合商社からDNXへ

この度、DNXのチームに仲間入りしました小澤です。
前職は三井物産という総合商社におり、エネルギー、インフラ、小売セクターでターンアラウンドやスタートアップ投資、事業開発を担当しておりました。DNXのことは、前職時代にSaaSやプロダクト開発の勉強をしている中で知りました。
前職時代に産業セクター向けのソフトウェア企業の買収案件を担当して以来B2B向けソフトウェアのポテンシャルに魅了され、同時にVCが持つ社会的意義にも惹かれてB2B専門のベンチャーキャピタルで働きたいなと思うようになり、DNXの門を叩き、ご縁あって参画させて頂くことになりました。

環境ビジネスをやりたいと思い総合商社へ

大学・大学院時代はスーパーコンピューターを使った北極域の地球温暖化メカニズムを研究しておりました。当時から環境系の分野で仕事したいと思いつつ、海外で働くことにも興味があったので、総合商社に入社し、中南米の水インフラ部隊に配属になりました。
入社してから4年間は、現地のエンジニアリング会社のターンアラウンドの為の経営戦略策定やグループ会社の合併・再編をやりつつ、新規のインフラ投資などを担当しました。ターンアラウンドの仕事は現地の事業会社の人間と信頼関係を築きつつ、複雑な財務モデルも理解した上で事業計画を作るなど、経営に関するエッセンスが凝縮されており、この頃から人間力含めた複合的なスキルセットを使って働いていきたいなと思うようになりました。

様々な事業分野を経験

4年間水インフラビジネスを担当した後、以前から「20代は様々な事業分野を経験したい」と思っていたこともあり、社内の転職制度を使って繊維・小売関連の部署に異動、新規事業の立ち上げやスタートアップ投資を担当しました。この時初めてアメリカのスタートアップ投資に触れ、テクノロジーを活用したビジネスに興味を持つようになりました。2年間ファッション関連の仕事を経験した後は、環境系ビジネスの部署に再度異動し、クリーンテックや産業ソリューション分野のスタートアップ投資等を担当。2021年8月に三井物産を退職し、今に至ります。

DNXを通じた産業振興

VCへの転職に当たっては、複合的なスキルセットを要する仕事であるという点に加え、自分自身の社会貢献という観点で、「VCを通じた日本の産業振興」をテーマとして考えました。元々総合商社が明治時代から担ってきた、海外と日本の橋渡しを通じた日本の産業基盤支援という役割に共感して総合商社に入社しましたが、日米でのスタートアップ投資の業務を通じて、日本のスタートアップ業界はまさに明治維新直後に近いなと感じ、日本の産業振興というテーマの中でVCが日本のスタートアップ業界の中で果たせる役割は大きいのではと思い、社会的意義に関する納得感を持てたこともあって転職を決意しました。
VCの中でもDNXは「B2B Focus」や「日米クロスボーダー」という性質を持つVCですが、不思議と自分自身がストレッチしてチャレンジする場としてはDNX以外ないだろうと思い、自分でDNXの門を叩きました。自分で選択した道のスタート地点に立つことができ、ワクワクすると共に、これまでと違った環境の中でも周囲の方々に価値貢献できるように自己研鑽を継続していければと思っています。

最後に

スタートアップ・VC業界は完全にNew Entrantですが、「論語と算盤」の著者である渋沢栄一のように、投資家という立場から日本のスタートアップ業界の振興に微力ながら貢献できればと考えております。
私のプロフェッションのキーワードとしては「クリーンテック」「製造業」「産業ソリューション」があげられますが、まずはは海外事例等含めて幅広い市場・事業領域に触れることで起業家の皆様のお役に立てることを増やしていきたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します!



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