ある日突然に僕はしにたい1‐1
人生とは子供の頃から優劣が決まっており、またそれが大人になっても作用しない可能性も有るが、それは本当に稀であり、ほぼほぼ子供時代の苦労や注ぎ込んだ時間等と少しの運で全て決まると言って間違いないだろう。幼少期中身が空っぽのまま上辺の評価のみだけの僕は大人になり、何も、そう何も得られなかった。
冬が終わる頃僕は仕事を退職した。
実に1年続かなかったと言っていい、現在はただ空気を吸って吐くだけの存在である。
起きる物事の全てに希望を見出せず、すっかり部屋に籠りっきりになってしまったこんな僕だが、真面目に夢を追っていた時期も少なからずあった。
それは結局叶わなかったのだけれど。
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