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幸せは途切れながらも続くのです
爽やかな風がふく、秋晴れの10月9日。スピッツのストリーミング配信が始まった。個人的に、いやみんな思っているであろうスピッツを聴くのにベストシーズンなこの季節に、配信を始めてくれてすっごく嬉しかったなぁ。
君に夢中で泣きたい ゆらゆら空を渡る
昨日シャッフルで一番に流れたのがこの曲で、朝から泣きそうになった。
・・・
ここ数日のわたしといえば、毎日イライラしていた。
悲しくて、怒れて、苦しかった。原因も解決策もちゃんと分かっている。でも、ポンっと解決策できるような内容でもない。仕事も集中できず、どこか上の空。
水曜日。モヤモヤとイライラが積もり積もった結果、1人ではとうに抱えきれなくなっていた感情を紘平さんにぶつけた。内容も忘れてしまうほどのくだらない内容であるいつもの言い合いではなく、一方的にわたしがわーっと言ってしまった。
定時を過ぎても家に帰りたくなくて、非常階段の一番上(私のオアシスと呼んでいる)で数十分、黄昏れていた。ごはんを一緒に食べたくないと思ったのは記憶の中ではたぶんこれが初めて。「先に食べてていいよ。ひとりぶんだけでいいからね」と小さな声で電話した。
「りょうかい。何時に帰る?」紘平さんの声も元気が無かった。「ちょっと気持ち落ち着かせたくて。散歩して帰ろうか、帰ってから散歩しようかな…。」
・・・
結局、散歩はふたりですることにした。
最寄り駅についたら、私の上着を持った紘平さんが待っていた。寒いねぇと言いながら手を繋ぐ。夜にこうやって散歩というものをするのは付き合った日の1回だけじゃないかなぁなんてことを考えたけど、わざわざ言わんでもいいかと思いそのまま歩き始めた。
30分くらい?と時間を決め、隣の駅まで歩いて帰ることにした。最初に選んだ道はものすごくドブ臭くて、くっさ、くっさぁ!と言いながら歩く私たちの姿はロマンチックでもなんでも無かった。
何回も、何ならついこの間も一緒に通った道。けれど、少し月日が経つだけで新しいお店がオープンしていたり、閉店していたりする。知らない道はとりあえず奥まで進んでみた。その先に美味しそうなお店を発見できた時は、盛り上がったねぇ。
あとは、ここは成人式の三次会で行ったお店だとか、このそば屋さんにカレー丼はあるかなぁとか。特別な会話は一切していないけれどすごく楽しかった。
近所をうろうろ歩いていただけだけど、幸福度を取り戻した気がする。気づけば時計の長針は1周し、私のお腹もぐーぐー鳴り出していた。
ファミマで肉まんとキーマカレーまんと鶏つくね串を買って、もぐもぐしながら家へ帰る。生地はファミマのが好きだけど、やっぱりプレミアム肉まんがいちばん美味しいわとふたりで文句を言いながらセブンに寄りかけたが、本日3つめの中華まんは自粛した。
・・・
この日の散歩を、ずっと忘れないでいたい。
紘平さんにも、ずっと忘れないでいてほしい。
ただの散歩だけれど、私にとっては特別な夜の散歩になった。しょっちゅうしたいかと言われたらそうでも無いかもしれないけれど、またしたい。今度はカメラも持っていこう。
一緒に暮らしてるとどうしても嫌なところも見えてくるけど、夫婦なのだからそこは補い合いながらなおすのだ。もちろん、良いところはしっかり口に出して褒めあって、のばしていこう。なおす気がなさそうだったら、ガミガミ叱ってやる。逆もまた然り。
ここまでは昨日のうちに書いていたんだけれど、投稿しそびれてしまった。今朝わたしは、2日連続で水回りを拭き忘れて、もう!と怒られたところだ。ごめんなさい。(コンロは私がいつも拭いてるんだぞ!)
やたらマジメな夜 なぜだか泣きそうになる
幸せは途切れながらも 続くのです
今朝いちばんに流れたのは大好きなスピカで、ものすっごく嬉しかった。今の自分にぴったりすぎて、もう!ってなったしそのままタイトルにまでしてしまった。
前のどんべいはうすも秋冬の朝は綺麗に光がはいったなぁ。
よし、3連休だ!下書きに書きたいことが途中かけで溜まっているので、3連休のうちにもう1回、更新できますように。
ではまた ✌︎
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