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国際結婚の両家顔合わせで気をつけること

結婚前に両家が顔合わせをするかどうかは、日本ではあまり疑問にも上がらないと思いますが、海外では、国や家族によってニーズはバラバラです。
特段こだわりがない国や家族もあれば、結婚前に両家が顔を合わせないのはあり得ないという国まで様々。
特に、結婚とは個人同士のものではなく家族同士のものであるという価値観が強い国の場合は、両家顔合わせを実施することは一般的でしょう。
ただ、後々のことを考えると結婚前に、全員でなくとも、顔合わせは実施した方が良いと考えています。特に、家族の結びつきが強い国の場合は、顔合わせの時の評判や写真が親戚に伝わるものです。
また、もし一方の家族が、距離もあるし特にやらなくても、や、ビデオ通話でも、、という態度だったとしても、もう一方の家族が絶対に、と望んだ場合は、実施した方が良いでしょう。
アレンジは大変ですが、実際に会うことによって、お互いに信頼を得ることができれば、結婚式までの日数も平和に過ごすことができ、新郎新婦の悩みも減ります。ぜひ、両家顔合わせを実施することをお勧めします。
もし日本で両家顔合わせを実施する場合は、円滑に進むように、次のことに気をつけると良いです。

事前に会うこと

両家顔合わせをするメンバーとは、日本側はもちろん、自分の家族より前に先に会い、関係性を築いておくことが必須です。

言語の課題を解決する

両家顔合わせでは、外国人同士、言語も通じるかどうか、ということもあり、特に両親は緊張しています。もし可能であれば、事前に新郎新婦をある程度知っていて、共通言語も通じやすい兄弟姉妹が参加すると、プレッシャーが少ない者同士、場が和みやすいです。もし人数を増やすことができそうであれば、好意的な印象を持ってくれているメンバーに参加してもらうと良いです。
共通の言語がない場合は、両親同士での会話ではなく、新郎新婦を経由した会話になりがちなため、事前にある程度互いの家族を紹介できるように相手方家族の趣味などを把握しておくと良いです。

会場選定は念には念を

当日、新郎新婦は日本人同士の顔合わせよりも気にすることが多かったり、通訳をしないといけないことが多く、気を張り詰めています。先方の家族が英語を理解する場合は、少しお高くなりますが、会場スタッフが英語で対応することができるお店をセレクトした方が良いでしょう。

お店の周りに、言葉を解さなくとも、お互いに楽しめる環境が揃っているロケーションを選択すると良いでしょう。両家顔合わせの会は食事が終わってから、お店を出てからも続きます。ですので、例えば歴史的建築物や美しい自然などに溢れた場所であると、緊張していた両家の家族も共通の話題について話すことができ、また、家族の写真を撮って場が和みます。

もし先方の国が映えを気にする国である場合は、写真が後から親戚や友人に出回ることを想定して、美しい日本文化を感じることのできる場所で設定すると良いでしょう。

食事制限について

これは、もしかすると一番重要かもしれません。もしお相手の家族が中国、韓国であれば、そこまで気にすることはありませんが、そうでない場合。日本人の常識でお店をチョイスすると痛い目を見ることになりかねません。

まず、常識として知っておいていただきたいのは、日本人は世界的に見てもどこの国の料理でも探究心を持って食べていく国の人であり、日本はグルメ大国だということです。一方で、世界のほとんどの国では、先進国の一部の大都市に住んでいる人以外は、ほとんどが日本人が想像している以上に食に関しては保守的だったり、こだわりがない国の人もいます。

顔合わせでは、美味しい日本の懐石料理を、、と思っても、相手家族にとっては生まれて初めて食べる風味の食事だったり、生まれて初めて食べる生の魚だったりします。初めてのものを食べてもらうタイミングは、あえて両家顔合わせのタイミングにはせず、日本滞在中のそのほかのタイミングの方が良いでしょう。

自分が何を食べたいかより、相手が快適に何を食べることができるか?それを確認すると良いでしょう。事前情報として、日本食(ラーメン以外)や韓国料理、中華料理(本場の味のもの)がどの程度好きかで、食に関する保守レベルを推し量ることもできますが、結婚相手に細かく確認した方が良いです。

例えば、母国では外食時にイタリアンを食べることがある、という情報を仕入れてイタリアンを選定しても、例えば生の野菜をそのままの形で食べるのは想定外、という国もあったりします。。






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