貧困とか格差とか どうしてママ友問題は永遠に続くのか

ママ友との揉め事のエピソードはよくWEB上で見かける

俺は独身で子供もパートナーもいるわけじゃなく
結婚にそれほど興味があるわけでもないのに目につく

正直、これほど情報が蔓延している世の中で
ママ友と揉め事が発生するのは

見えている地雷を踏みに行っているだけ
歴史ではなく、経験から学ぶ人がいかに多いか

と、蔑みの心を持っていた。
しかし、一歳児の母となっている妹からの話を詳細に聞いて考えが変わった。

コロナで世の中混乱する前に部屋の大掃除をしていたところ、妹からの電話があった。
子供が生まれてから、たぶんストレス発散として妹から電話が来ることが増えた。

そこでママ友への愚痴を聞いた。

身内びいきと言うわけではないが、我が妹はかなり合理的であまりおかしなかことはしないと知っていた。女性としてどうかとは思うが。

例えば出産直前に、特に何も医師から言われてないのに出産時の母親の統計的な死亡率を考えて遺言のようなものを残していた。

今も二人目の子供を作るのに、コロナウイルスのリスクと高齢になっていくリスクを考慮して立ち振る舞いを考えている。

そこでなぜ、我が妹は見えている地雷を踏みに行ったのかを詳細に聞き出し分析してみたくなった。そこでいろいろ聞いた結果、俺の結論はこうだ。

ママ友問題は永遠になくならない。その根本的な原因は異なる世界が交わることにあるから。

妹からの愚痴の話をしよう

少し身体の成長の早い甥っ子に二足目の靴を履かせていたようだ。

靴のブランドはニューバランス

ママ友と出かける時に、出会ってすぐにこう言われたそうだ。

「なんでニューバランスなんて履かせてるの?」←まぁここまではいい

「うちの子にはそんないい靴を履かせられないのに!」←???

同じことを帰りがけにも言われたらしい。

俺は、旦那の収入が違うからじゃないのかって言い返せばいいんじゃない?

と言ったがそういうわけにはいかないらしい。

歩き始めた子供のために、4000円ぐらいの靴を買うことが高いと思う感覚は俺も妹もなかった。

また、彼女の会員証でコストコに連れて行って欲しいと頼まれて、車を出させられてガソリン代は出さず、クレジットカードで立替させられ、更に渡された金額は「端数はいいよね」って言われ若干少なかったという。

他にもいろいろエピソードはあったがまぁこのくらいで。。。

なんでそんな人と付き合おうと思ったのかと聞くと、そこまで価値観が違っていると気が付かなかった。出会う場所は役場の健康診断的なところで出会ったらしい。

蓋を返せばたまたま、同じ時期に子供が生まれて関わった人だということ。

よく付き合ってみないとこれまで自分の思っていた常識と違う世界にいることがわからないとのことだ。

これまで物心ついてから、まぁ中学校以降ぐらいで出会う人というのは

ざっくり言って、似たような世界で生きていることが多いと思う。

中学で出会えば、同じ地区に住んでいることから親の経済状況

それに加えて高校は学力、加えて大学は興味や嗜好も近くなっていくと思う。

会社や組織に入れば、プロセスはどうあれそこに所属している時点で大体同じ世界で生きていると言っていいと思う。

何年か前にラブホの上野さんという方のTwitterでこんな書込みがあった。

以下引用
(上野_ラブホスタッフ @meguro_staff)

ここ1年で出会った人を10人思い出して下さい。 そのうち何人が大卒でしょうか? 日本人の大卒率は約50%。ですので確率的には10人中5人が大卒になるはずです。 しかし現実的には10人とも大卒か、1人も大卒がいない方ばかり。 10人の世界を生きる方は0人の世界があることを知って頂ければ幸いです。

どちらが良い悪いの問題ではありませんが、ご質問に回答するときはこのことを心に刻んでおります。 同じ国でも同じような社会で生きているとは限りません。

引用終

妹の見てきた世界はざっとこんな感じ

旦那 大手不動産会社

兄 大手金融会社

義理姉夫妻 大手航空会社

父 会社役員

義理父 教員

従兄弟 中堅証券会社

全員、それなりに知名度のある大学を卒業している。

多少の違いがあるにはせよ、まぁ大体同じ世界で生きているって言っていいと思う。

これがママ友というのは、そういうこれまでの環境は関係なくその年に子供が生まれることから発生する。

それまでの背景、教育、経済差、年齢も関係なくこれまで常識だと思っていた固定観念の外側からやってくる。

互いに自分の常識から外れるから正直、揉めない方が難しい。

ちなみにママ友なんていらなくないか?と聞いたところ、月額1万円ほどの赤ちゃんスイミングスクールで出会ったママ友はみんないい人でいてよかったとのこと。

月額1万円がフィルターとしての役目をしている。

きっと月額5万円とか10万円の習い事ならそれはそれで揉めることになるんだろうと思う。

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