茶日の詩

・・・

ふわり 茶日で
ふわり
くすんだ白のコンクリート壁
だれかの皮膚のように
触れると
手のひらにひたりと
馴染んだ木のテーブル

・海老とピスタチオのペンネ
・とっぷりとした珈琲

夕焼けを
ちいさなつぶに
閉じ込めて
均等に並べたような
暖かい照明

・ごろごろした優しい牛肉のポトフ
・黄金色のグラスビール

ふわり 茶日で
ふわり
特別な響で流れるいつもの音楽
そこに居なくても 遠く離れていても
わたしとだれかのまどろみの遥か彼方で


#詩 #茶日 #笹塚

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