シリコンバレーは終わりに近づいている?

ちょっと前の記事だが、Peter Thielがとあるカンファレンスで「テック領域におけるシリコンバレーのイノベーションに関するリーダーシップは終わりに近い」という内容の発言をしたとのこと。

"It's not the wisdom of crowds, it's the madness of crowds ((今のシリコンバレーは)群衆の英智ではなく群衆の狂気だ)"と痛烈に今の現状を批判しているのだが、確かに昔と比べて単純なフォロワーの数が増えて自らイノベーションをドライブする人たちの姿が薄まっているようにも感じる。

そして、シリコンバレーの問題とは別に、コンシューマーインターネット領域におけるイノベーション自身がスローダウンしているという事を言っているが、これは同感。スマートフォンが出て10年経ち、iphoneのバージョンが上がってもかつてあったようなワクワクする感じは無くなった。またサービスやアプリも似たようなもの、重箱のすみを突くようなニッチなものばかり目につくようになった。”今”のネットの仕組みの中では限界なのかもしれない。

逆にいえば、これから現状を大きく変える、新しいBreakthroughが生まれてくるという期待感はあり、それらの芽も芽吹きつつあると思ってる。シリコンバレーの構造・環境的な問題はあるにせよ、スタートアップ全体的には来年以降も面白いだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?