IoTのコネクティビティ

半分宣伝なんだけど、投資先が昨日上場しました。しかもワルシャワマーケットで。。。アメリカの会社なんですが、創業者がポーランドの有名起業家ということもあり、母国でのIPOという運びに。

それはさておき、彼らが何をやっているかというと、bluetooth meshnetworkという既存のbluetoothをベースにした新しい技術を開発しており、標準化団体でも昨年採択されたコア技術を持ってる会社だ。メッシュの何がいいかは別途ググってみてもらえればよいとして、その技術をベースに、まずは照明装置、特にオフィス環境での照明器具のコントロールを可能にしたソリューションを提供している。メッシュの最大の特徴は個々のデバイスが繋がることでネットワークを作ることができ、かつ個々のデバイスそれぞれを動かすことができるので、きめの細かい管理が特別な仕組みを入れることなく可能になる点だろう。

IoTのコネクティビティに関しては色々な新しい通信技術が登場してきているが、この手の競争を今までずっとみてきて嫌という程思い知らされたのはやはりデファクトになるということ。普及率が低ければ、どれだけ良い技術であったとしても何も意味がない。そして普及率に寄与するのはコストやサイズ、技術者の数、UIなどなど様々な要因があるが、ことbluetoothに関しては圧倒的に価格が安く技術者が多い点だろう。彼らが作った新しい技術は、既存のbluetoothとの後方互換(backward compatiblity)も担保されファームのアップデートで既存のモジュールでも利用できる。そういう点では、恐らく世界でもっとも使われていて、あらゆるデバイスに搭載されている通信技術であるbluetoothがIoT時代のデファクトになるいい位置にいるんじゃないかと期待している。

今は照明やオフィス管理を中心に攻めているけど、今後様々な分野への応用も期待できる。ということで興味のある会社があればご連絡ください。(半分じゃなくて全部宣伝になってしまった)

http://silvair.com/en/blog/silvair-raises-pln-201-million-approx-55-million-continue-development-its-interoperable-lighting-control-technology/

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