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遅刻チキンレース

ドアの前に立ち塞がるお前、絶対許さないからな。朝の電車は人を殺伐とさせる。東京都心へ向かう車内は新型感染症の影響や今やと言わんばかりのラッシュ混雑であるが、従前を経験している身からすればかつてほどではない。とはいえ途中駅での乗降時間がたった1人の乗客の無配慮で延びるのは、他の大勢にとって迷惑で他ならない。きっと混雑する電車に乗ったことがない人だったのだろう。なので心の底で忠告しておく。混んでいる電車で立っているときは降りない駅でも一時的に降りるのがマナーだということを。

さて、前回殴り書きしたヤクルト1000のくだりと同様、この殴り書きもまた表参道で座ることのできた地下鉄半蔵門線の中で書かれている。友人に見せたところ「朝からよくこんなテンションでいられるな」と笑われたが、こうでもしないとやっていけないのは読んでいただければわかる。気持ちが落ち込むと行動による成果の質・量も劣化する傾向にある。これは理論的なものでもなんでもなく、私の経験によるものなので「お前の意思が弱いだけだろ」と言われてしまえば何も言えない。ただ共感してもらえると嬉しいだけだ。とにかくテンションが下がるとそこから何も生まず、またテンションが下がる悪循環にはまることを、私は私に対して知り得ている。理解できているなら克服するのが弱点である。もうここまでくれば無理やりに朝から突拍子もないことをインターネットに垂れ流すのもご理解いただけただろう。

昨日Twitterで流れて来たツイートの中に刺激に対して過敏な体質の人の取り扱いについて書かれたものがあった。過敏体質であると刺激に追い詰められて、刺激を過度に排除して周囲を追及しがちになるのだという。当事者からすれば生存本能からの訴えなのだが、周囲からするとどうしても甘えに見えてしまいがち。そのため、当事者は自らの不安を特異な体質から起因するものだと理解して、不安についてあまり重きを置かないほうがいい、というものだった。

あらゆる事柄について、昨今よく取り上げられて目立つのはLGBTだったりするが、当事者に対して周囲が理解して配慮するのは、当たり前の世の中になりつつある。これは非常に素敵な流れである。他者への理解と配慮はみんなが生きやすい社会を作る大前提だからだ。ここまで描かれてはいないが当事者が自らの特性を理解して向き合うことがその前提にあるのではないだろうか。私はそう思う。ただし、向き合い方は人それぞれである。僕の場合はあと30分早く起きることを加えたほうがいい。

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