正論に対する根拠

人がそう言うから。

一元論の蔓延にはあらかた根拠など無い。
正論は正論、しかしながらその正論に反する事象が起こる理由とは何かという洞察がまるで無い。
起こる事に対しての感想が正論として蔓延り、なぜその逆流が起きたのかという考察はもはや存在しない。
スマートな人間はそこで黙り込む。何故ならその一元論に対する反論など意味を成さない事を知っているからだ。
議論には教養と知識が不可欠だ。知識武装という言葉がそうであるように、攻撃にも防衛にも知識が必要。ただその知識は解釈に大きく影響する。そもそも正しいや正義などは絶対論であって議論上に於いて大した意味を持たない。
知識や教養が必要な議論に対して、その知識教養は主観的絶対論の前では駆逐されるというパラドックス。
このダイバージェンス的流れは明らかに現代のメディア戦略が作り出しているものだ。断言できる。

感情が科学を凌駕する時代。
歴史は繰り返す。

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